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2018年5月31日(木)

アナグラム「ダウ平均株価」と「うへ、開花気分だ」

首都大非常勤、前期第六回目。『ジャズの誕生』をテキストにしたリーディング3コマ。ダオメの儀式を例に、ポリリズムを解説する部分を読んでいるので、ダオメ王国の古都アボメイで撮影されたジンリという太鼓アンサンブルの動画を見ながら、授業開始。テキストの内容は、「ピークに達すると、その音は無秩序な空気圧搾ドリルの組み合わせのように聞こえるかもしれない。その音楽はポリリズム的である。すなわち、二つ以上の別のリズムが同時に演奏される ― (リズムの数は)5つや6つになるかもしれない。西アフリカ音楽の共通の基盤は、拍子記号でいうところの、4分の3拍子、8分の6拍子、4分の4拍子の組み合わせである。それは、まるでオーケストラが、同じ曲をワルツ、ワン・ステップ、フォックス・トロットとして演奏するようなものである ― それも全部同時に。そして、もちろん、歌や、手拍子足拍子がさらなるリズムの複雑さを加える」 「拍子記号でいうところの」というのはぼくの意訳である。最初は、「拍子記号の組み合わせ」と書く作者の意図がわからなかったのだが(拍子記号ではなく、リズムの組み合わせだろう?と思ったのだ)、アフリカには「拍子」の概念がなく、「3つの拍子の組み合わせ」というのが、西洋の採譜法を前提としたものである。そのことを示すために、作者マーシャル・スターンズは、わざわざ、「(西洋の)拍子記号(でいうところの)」という言葉を入れたのだ。実に手が込んでいる。

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