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2017年9月29日(金)

神奈川大非常勤、後期第二回目。初級英語2コマは、現在完了。現在完了は、果たして時制なのか。3つも4つも意味があるのはなぜなのか、疑問に答える形で、解説。基礎英語1コマは、五文型をやったあと、接続詞と節へ。that節など。

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今日のお絵描き。リチャード・ライト

リチャード・ライトの顔を描いて思ったのは、意外と童顔だな、ということ。怒れる抗議小説の作者には不釣り合いな、満面の笑みをたたえた表情の写真や、おしゃれにスカーフを巻いてたばこをくわえている写真もある。何よりもふくよかな頬が、太りすぎの子供みたいだ。

そこで、ふと思ったのは、当時の白いアメリカ人も同じことを考えたのではないかということ。そして、『アンクル・トムの子供たち』でデビューし、『アメリカの息子』でセンセーションを巻き起こして、自伝『ブラック・ボーイ』を発表したライトは、自分が少年であるというイメージを戦略的に利用していたのではないか。当時すでに30台で、そこそこおっさんだったにもかかわらず。ライトのような黒人の作家にとって、それは危うい行為だ。何しろ、黒人男性が、年少者を含むあらゆる白人から「ボーイ」「サン」と呼ばれることを、甘受しなければならなかった時代のことだ。

抗議小説のライトが、まさかそんな、ね・・・しかし、証拠がある。1951年に発表された『アメリカの息子』の映画では、43歳のライトが自ら、20歳そこそこのビガー・トーマスを演じている。違和感があることこの上ないが、当時の白いアメリカ人にとって、ライトは、ふとしたきっかけで凶悪犯罪を犯してしまう黒人少年ビガー・トーマスそのものだったのではないか。怒りに満ちた、恐るべき子供、というような。だとすると、ライトはそのパブリック・イメージを利用して、何を伝えようとしていたのだろう。

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