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2017年3月31日(金)

籠池さんからお手紙着いた。昭恵さんたら読まずに食べた。

OGSアコナイトVol.146@新大久保Club Voiceに、ひらげエレキテルとして出演して、3曲歌ってきました。演目は、「New Song」「夢で会えたら」「まぼろし」。全曲、新曲で攻めてみました。今回は、オータさん、藤丸さん、オレオさん、トモコさん、神田苑といったいつものメンバーもさることながら、何といっても、イシイ夫妻(チキリカのドラム&キーボード)の息子カズくん(10歳)のステージ・デビューが目玉。オータさんとのコンビで登場したカズくんは、ウクレレを弾きながら、ビートルズ・ナンバーを淡々と披露。緊張のそぶりも見せず、大人たちをビックリさせていました。未来のスターの予感!

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フキちゃんから、ダラブッカ購入。

2017年3月30日(木)

大本営発表は、発送をもって代えさせていただきます。

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チャールズ・ムンゴシと言えば、ジンバブエを代表する作家のひとりで、短編小説の名手。短い文章のなかに、一筋縄ではいかない感情の機微を浮かびあがらせる素晴らしい作品のいくつかは、『乾季のおとずれ』として日本語に翻訳されている。大学院生になりたてのころ、この翻訳に関わらせていただいた。もっとも、ぼくの拙い日本語は、師匠の福島富士男先生にことごとく直されてしまったけれども。

そのムンゴシが窮地に立たされている。数年前、おそらく脳溢血で倒れ、脳脊髄液が頭のなかに過剰にたまる水頭症になったようだ。たまった髄液を排出するシャント(側路)を設置する手術を受けたのだが、それが失敗したらしい。偶然だが、ぼくの身内にも、一週間ほど前、同じ手術を受けたばかりの人がいる。だから、シャント手術の失敗が何を意味するか、よくわかる。たまった髄液に脳が圧迫され、放っておけば、命の危険もある。

病状は緊急を要するのだが、再手術には9000ドルが必要とのこと。妻のJesesi Mungoshiさんは、送金システムEcocash経由での、寄付を呼びかけている(Ecocash 0774054341)。

詳しくは、こちら

というわけで・・・今日のお絵かき。チャールズ・ムンゴシ。

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2017年3月29日(水)

左右対称では芽が出ない。「新芽取り」

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今日のお絵かき。ラン・ガールズ・ラン。元にしたのは、3月19日の日記でも紹介した、ストリート・フォトグラフィの嚆矢、ヘレン・レヴィット写真。右端のお姉さんは、省略しました。

2017年3月28日(火)

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今日のお絵かき。バスター・キートン

昨夜、12時すぎにできた暗い曲「たからもの」。最初は個人的な体験を歌うつもりだったのだけれど、つくりこんでいるうちに、全然違うイメージ(わかりにくいけど、空襲のイメージ) が入り込んできた。不思議なことに、最初からこのイメージで曲を作り始めたかのように、自分の中では違和感がない。ちなみに、途中で出てくるカラスの声は、自分でやってます。カァー。

公園の隅の
小さな木の下に
穴を掘って埋めた
大事な宝物がある

震える両手で
そっと拾い上げた
きらきら光る
水のかけら

ふり返ると
見たこともない
大きな蜜柑が
西に沈んでいく・・・のを見た

真っ赤な空から
落ちてきたのは
お日様でも 星でも
月でもなく
空を埋め尽くす
カラスの鳴き声
耳をふさいで
ぼくは駆け出した

小さな木の下の
柔らかい土を
両手で掘り返す
宝物はもうそこにはない

公園の隅の
小さな木の下に
穴を掘って埋めた
大事な宝物がある

2017年3月27日(月)

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今日のお絵かき。セネガルの姉妹。元にしたのは、ロンドンのアディーレ・アフリカ織物ギャラリー所蔵のインディゴ染めの服を着た女性たちの写真。1910年頃、セネガルのティエスで撮影されたもの。姉妹というのは、ぼくの妄想。

2017年3月25日(土)

阿佐ヶ谷Next Sundayで、愛間純人さんの企画「ほっと楽しやハートライブ」に、ひらげエレキテルとして出演して、6曲歌ってきました。演目は、「New Song」「行こうよ」「かわいい子猫ちゃん」「二人でお茶を」「非国民の休日」「最後の日」。盛りあがってくださったみなさん、CDを買っていただいたみなさん、ありがとうございました!共演者は、いつものように誠実な歌の愛間さんの他、ピアノ・インストロメンタルの山西理彩さん、エレキギターをかき鳴らしながら歌う弥勒のマルさん。みなさん、素晴らしかったです。スタッフの皆さんともども、お疲れさまでした。

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先に帰った山西さん以外の3人で、記念撮影。

今度は甘々の曲を作ってみました。どこかで聞いたタイトルですが、「夢で会えたら」。

夢で会えたら
きみと夢で会えたら
夢のなかでは
きっとうまく言えるさ

あやまりたいこと
感謝してること
出会ってよかったこと
そしてずっと一緒にいたいこと

夢で会えたら
きっと言えるさ

夢で会えたら
きっとうまく言えるのに
目を開けてると
言葉が出てこない

うれしかったこと
悲しかったこと
強がって見せて
心は震えていたこと

夢で会えたら
きっと言えるはず

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今日のお絵描き。リアル・アフリカン・クイーン。元にしたのは、ケープ・タウンのゴールド・オヴ・アフリカ博物館所蔵の、金の装身具を身につけたコート・ディヴォアールの「皇后」を撮影した写真

2017年3月24日(金)

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今日のお絵かき。アフリカン・クイーン。元にしたのは、1992年にファッション誌『エル・フランス』に掲載されたイマン・アブドゥルマジドをモデルとする写真。アブドゥルマジドは、故デヴィッド・ボウイの夫人だったことも知られるソマリア出身のモデル。

2017年3月23日(木)

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今日のお絵かき。アフリカン・ブラスバンド。元にしたのは、アフリカ音楽のオムニバス・アルバム『アフリカン・ジャーニー』のジャケット。

以前、試作品を発表した曲「企て」、スピーチ入りで仕上げました。引く人もいるかもしれませんが、まあ、いいや。歌も直しました。

企てよう 企てよう
企てよう 企てよう
善いことも 悪いことも
企てよう 企てよう
二人以上で
企てよう 企てよう
企てよう
そして罪深い 計画を立てよう

企てよう 企てよう
企てよう 企てよう
こっそりと 秘密裏に
企てよう 企てよう
企てよう 企てよう
きみとぼくで
企てよう 企てよう
企てよう
そして罪深い 関係を持とう

(スピーチ)
諸君 われわれには企てる権利がある
美しいことを企てる権利がある
楽しいことを企てる権利がある
くだらないことを企てる権利がある
つまらないことを企てる権利がある
われわれは企てる権利を手放してはならない

ひとりじゃできないあんなこと
二人でしたいこんなこと

企てよう 企てよう
企てよう 企てよう
今日も明日もこれからも
企てよう 企てよう
企てよう 企てよう
二人以上で
企てよう 企てよう
企てよう
そして罪深い 約束をしよう

企てよう 企てよう
企てよう 企てよう
企てよう 企てよう
企てよう 企てよう

2017年3月22日(水)

癒し系?いや、死刑!

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今日のお絵かき。運ぶ姉妹。元にしたのは、イギリスの写真家、ジョン・ヒンデが撮影し、ナイジェリアの10ナイラ札のデザインにもなった、牧場で働くフラニ人の女性たちの写真。姉妹というのは、ぼくの想像。

最近、心が病んでるんじゃないかと思っていたが、だいぶ病んだ曲ができてしまった。「パンドラの箱」・・・厄落としに発表してしまおう。テクノ・フォークという新しい分野ということで。ヘンテコな歌だけど、自分では気に入っています。ていうか、愛着がわいてきました。

箱のなかから ジャジャジャジャーン
現れましたよ
箱のなかから ジャジャジャジャーン
現れましたよ

慌てて 蓋を閉めても
今さら 遅いよ
慌てて 蓋を閉めても
今さら 遅いよ

開けてしまいましたね?

箱のなかから ジャジャジャジャーン(でたー!!)
現れましたよ
箱のなかから ジャジャジャジャーン(でたー!!)
現れましたよ

箱のなかから ジャジャジャジャーン
現れましたよ
箱のなかから ジャジャジャジャーン
現れましたよ
現れましたよ
現れましたよ
現れましたよ・・・

2017年3月21日(火)

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今日のお絵かき①。キューバのカワイ子ちゃん。アフリカの昔の写真を公開しているページThe African Vintage Projectにアップされた写真をもとに描いたので、アフリカのコかと思ったら、キューバで1940年代後半に撮られた写真でした(詳細)。

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今日のお絵かき②。アフリカン・ビューティ。元にしたのは、アメリカの写真家マーゴ・デイヴィスの撮影したフラニ人女性ラディの写真(このページのサムネイル、左端のうえから3番目)。だいぶ違うけど、美人にはなったので、よしとしよう。

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ローリング・ストーンズ
の2016年キューバでのフリーコンサートを収録したBD『ハバナ・ムーン』を見た。2014年の来日公演を彷彿とさせるパワフルなステージ。全員70代になろうかというメンバーの、溌溂とした姿に、ファンとして心震えずにはいられない。一方で、「社会主義国キューバで初めての」という点を除けば、最新の機材、巨大なステージセットをそのまま持ちこんだ、大掛かりなショーに、キューバならではというところは見当たらない。どこでも同じクオリティのパフォーマンスを見せるという意味では、プロの仕事というべきだろうが、いつでも判で押したように同じショーを、どこでも同じロック・ファンという人種が歓迎するというグローバリズムは、文化としていささか面白くない。ビジネスを地球規模に拡大する一方で、それをローカルに還流することを忘れずにきたストーンズなので、今後に期待したいが、これだけを見ると、ストーンズという世界規模のロック・バンドによる、圧倒的なショーという以外はない。それはそれでいいのだけれど、ぼくがストーンズに期待するところは、そんなものじゃすまないのだ。ストーンズ、あるいはロックが、「自由世界」の(「自由」の、ではなく)象徴とされてしまうようなことがなければいいのだが。チェ・ゲバラが見たら、何ていうかな。

ちなみに、タイトルの元になったのは、先日亡くなったチャック・ベリーの曲。「ラテン風味のヘンテコな曲」(一昨日の日記参照)のひとつだ。この歌詞が、革命前のリゾート地ハバナの夜を楽しむ・・・といった単純なものではない。

ハバナ・ムーン ハバナ・ムーン
オレはひとりで ラム酒片手に
つっ立って 船が来るのを待っている
夜は長く 港は静か
船は遅れていて 12時もすぎ
波がゆっくり、寄せては返すのを見ていた
月は低いが 風は高い

ハバナ・ムーン ハバナ・ムーン
オレはひとりで ラム酒を空ける
船はなかなか来ない
アメリカの女の子がやってきて
オレたちは海を渡る
ニューヨークに着いたら、ビルは高く
帰る場所は空の上

ハバナ・ムーン ハバナ・ムーン
オレはまだひとり ラム酒をすすっている
船はどこに着くんだろう
愛する人を おお、あのかわいい女を連れて
彼女はロックンロール 歌って踊る
オレを抱きしめ 唇に触れ
目を閉じると オレのハートに火をつける

ハバナ・ムーン ハバナ・ムーン
オレはまだひとり ラム酒を飲んでいる
船は来ないんじゃないかと思い始める
アメリカの女の子は嘘をついたな
そのときまたっていうのは、さよならって意味だったんだ

ハバナ・ムーン ハバナ・ムーン
ラム酒が美味かったんで、オレは一人でのびちまった
ぐっすり寝ているところに 船がやってきた
女の子は夜が明けるまで 見ていて
「お家に帰るのよ」と泣きじゃくる
汽笛が鳴って オレは目を覚まし
太陽は輝き、空は青く
オレは靴を掴んで 飛び上がって 駆け出した
オレが見たのは、水平線に向かう船の姿
ハバナ・ムーン ラム酒もなくなり
船は進み 愛する人は行ってしまった
ハバナ・ムーン ハバナ・ムーン

この歌、リゾート地で飲んだくれたアメリカ人が船に乗り遅れた話にも取れるけど、アメリカ人の女の子といい仲になって、渡米しようとした男が、興奮のあまり飲んだくれてチャンスを逃す歌とも解釈できるのではないだろうか。全編、ブロークンな英語で歌われているのも、あやしい。

2017年3月20日(月)

越前ウォーカー。

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今日のお絵かき。キャラバン。

下北沢Lagunaに、ひらげエレキテルとして出演して、6曲歌ってきました。演目は、「New Song」「行こうよ」「かわいい子猫ちゃん」「二人でお茶を」「非国民の休日」「最後の日」。ホームページ(の「ラングストン・ヒューズのディスコグラフィー」)を見てきてくれた方がいて、すごくうれしかった。ありがとうございました。共演者の皆さんも素晴らしかった。横浜に花屋を開店するという瀧川慎太郎さん、開放感のあるコード感とパリッとしたリズムがステキな若林希望さん、やまだゆりこさんの独特の世界観を持つピアノ弾き語り、高校生という設定の演出を交えつつ、達者な演奏を聞かせる男女ユニット、ほんだと秋元のお二人。ぼくももっと練習しなきゃなあと思いました。

2017年3月19日(日)

「ロックンロールに別の名前を与えるとしたら、それはチャック・ベリーだ」 ― ジョン・レノン

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今日のお絵かき①。めまい。

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今日の絵かき②。ハーレムの少年少女。主にニューヨーク周辺で撮影された「ストリート・フォトグラフィ」で知られる写真家ヘレン・レヴィット写真の一部を模写。

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今日のお絵かき③。ダックウォーク

チャック・ベリーが亡くなった。昨夜、急にチャック・ベリーの年齢が知りたくなり、調べた結果が90歳だったことに驚いて、ツイッター等に呟いたばかりだった。虫の知らせだったのかもしれない。

白人ティーネイジャーの日常を歌ったチャック・ベリーのヒット曲は、30代の黒人ミュージシャンの実生活とはかけ離れた、絵空事の世界だと言われる。それはそうだろう。彼の言葉は、私小説的ではない。であればこそ、他者を射貫くロックンロール詩人の観察眼が証明されようというものだ。そして、その眼力は、黒人であるがゆえに、映画館にも入れてもらえず、白人の若者の華やかな生活を横目で見ていた少年時代に培われたものであるはずだ。それはときに、「金髪の美人がオレをひっかけ、結婚して、家を持ち、落ち着いて、(黒人と結婚したということで)本を書く」(「トゥ・マッチ・モンキー・ビジネス」)といった皮肉な言葉に結実する。

音楽的なことを言うと、ヒット曲だけ聞いて、ワンパターンと決めつけている人は、初期のアルバムを聞くと驚くだろう。ラテン風味のヘンテコな曲の数々。これがまた味わいがあっていいんだ。ヤードバーズ時代のジェフ・ベックが、「ジェフズ・ブギ」としてカヴァーした「ギター・ブギ」なんかは、ユーモラスで楽しいインスト・ナンバーになっている。映画『ヘイル!ヘイル!ロックンロール』の最後に、スチール・ギターを弾きながら歌う切ない曲もよかったなあ。もちろん、ロックンロールの名曲は、素晴らしい!すばらしい!!スバラシイ!!!(大事なことなので三回言いました)。

天国で、ボ・ディドリーとロックンロール・パーティを開いてくれよ!チャコフスキーに知らせてやれ!ゴッド・ブレス・ロックンロール!

2017年3月18日(土)

追う様は、裸だ!

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今日のお絵かき①。ミシシッピ・フレッド・マクダウェル

ジェイムズ・コットンが亡くなりましたか・・・96年、ブルース・フェスティバルで来日、同じステージに上がるはずだった盟友ジョニー・ギター・ワトソンが横浜で演奏中に亡くなったあと、日比谷野音で見せた血を吐くようなステージは忘れられません。痛々しいほどのしわがれ声だったけど、あれは喉頭がんで声を失う直前のステージだったのだな。というわけで・・・

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今日のお絵かき②。追悼、ジェイムズ・コットン。

コットンがマディ・ウォーターズ・バンドのハーピストになって間もなく、前任のリトル・ウォルターの都会的な洒落たスタイルに対し、ダウンホームな泥臭さが売りのコットンは、自信を失いかけていた。どうしたら、洒落たスタイルを身につけられるのか。ウォルターに相談しても、キメのフレーズを吹いてみせ、「ほら、簡単だろ?」というばかり。煮え切らないステージを続けるコットンの元に、ダウンホーム・スタイルの師匠サニー・ボーイ・ウィリアムソンⅡ登場。その泥臭いスタイル、ハーモニカを口の中に入れるといった過剰なパフォーマンスで観客を沸かせ、コットンに「いいか、二度と自分を疑うな!」と言ったとか。

そんないい話を聞いたばかりだったのになあ。ご冥福をお祈りします。

2017年3月17日(金)

「風に吹かれて」と、「完全に不可、0点」

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今日のお絵かき。ふたたび、リンディ・ホップ

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村上春樹騎士団長殺し』(新潮社、2017)を読み終わった。結論から言うと、まあまあ面白かった。

都合の良い恋愛観とか、用意しておいたようなセリフとか、中途半端に哲学的なところとか、村上作品には、つっこみどころがいっぱいあるので、ぼくもついつい悪口ばかり言ってしまうけど、面白いけど困ったところのある親戚のおじさん(あ、オレか!)の悪癖をあげつらっているようなもので、しょーがないなーと愚痴りながらも、結局、最後までつきあってしまうのだ(癖がなくなったらなくなったで、オジサンらしさ半減だしさ!)。ノーベル文学賞向きの作家ではない(候補にすら上がっていないんじゃないか)と思うけど、だから悪いというわけでもないし。文句言いながらも、長編を全部読んでいるぼくは、ハルキのビジネス・モデルにまんまとハマった「いい」読者なのだろう。

とは言え、前作『色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年』は、とっ散らかった要素がどこにも行きつかず、尻切れトンボで終わってしまい、まったく楽しめなかった。謎が解決されないまま終わってしまうことは、村上作品には珍しいことではない。そのことは、「で、オチは?」と聞かれると、イラッとするぼくのような人間には、むしろ心地よかったりするのだが(ちなみに、ぼくのなかでオチのない話の2大巨頭は、村上春樹と、エッセイストとしての本上まなみだが、どういうわけか、2人とも関西出身である)、 『多崎つくる』は、物語のすすむ方向が見えず、どこが面白いのか、さっぱりわからなかった(作者もそう思っているのか、『騎士団長殺し』には、前作の書き直しとばかりに、「免色」という「色がない」ことを意味する名前の人物が登場する。「色がない」ことに大した意味はないようだが・・・)。

それから4年ぶりの新作。基本的に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』といった代表作のパターンで書かれていて、ワンパターンと言えばワンパターン。だからこそ、読みやすいということもある。ストーリーテリングの上手さはさすがで、ついつい話に引きこまれてしまう(いい読者!)。今回もいくつかの謎を残して終わるが、前作のようなとっ散らかった感じはない。個人的には、ちょうど、お絵かきに夢中になったり、父親が倒れたりといった体験が、作品の内容とかぶって、よけいにのめり込みやすかったのかもしれない。まあ、『ねじまき鳥』や『海辺のカフカ』のときのように、読み終わって、登場人物たちと別れるのがサミシイ(何て、いい読者!)というほどではなかったので、後世からみて、村上春樹の代表作になるとは思わないが。

作品のなかで、東日本大震災をはじめ、パレスチナ問題南京大虐殺クリスタル・ナハトアンシュルスといった社会的、歴史的問題に言及しているが、とってつけたような感は否めない。コミットする作家であることを示して、ノーベル文学賞受賞に向けてアピールするつもりかと邪推してしまう(本人は、ノーベル賞に興味はないと言っているようだが)。ノーベル賞とは別次元の作家だと思うけどなあ。

2017年3月16日(木)

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今日のお絵かき。ものすごく運動能力の高いコント55号・・・ではなく、ニコラス・ブラザーズ。黒人兄弟タップダンス・デュオ、ニコラス・ブラザーズの超絶パフォーマンスは、こちら(↓)。

2017年3月15日(水)

今のアニマル・マニアの舞い(回文)。

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今日のお絵かき①。リンディ・ホップ。リンディ・ホップは、1920~30年代に、ニューヨーク、ハーレムの黒人コミュニティから生まれたアクロバテイックなダンス。大西洋を「跳び越えた(hop)」チャールズ・リンドバーグの愛称から、その名前がついたと言われている。

動画(↑)は、映画『ヘルザポピン』から、ホイッティー・リンディ・ホッパーズによるダンス・パフォーマンス。

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今日のお絵かき②。まぶだち。

2017年3月14日(火)

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今日のお絵かき①。しゃがみこむホームレス。1ヵ月前にも紹介したオスカー・ギュスターヴ・レイランダー"Homeless"と題された写真(1860)を模写。

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今日のお絵かき②。パパ・レグバブードゥーの十字路の神。人間とロアと呼ばれる神々の間を取り持つ。誰もレグバを通さずにロアたちと話すことはできない。言わば、ロアの世界の門番である。世界中のあらゆる言語を話すと考えられている。両面価値的な性格を持つトリックスター。より悪魔的なロアであるカルフーもまた、レグバの化身の一つである。杖やパイプ、縁のある帽子とともに描かれるが、他のブードゥーの神々同様、その姿は必ずしも定まったものではない。ダースベーダーのフィギュアがレグバの偶像として使われた例もある。カトリックの聖人のなかでは、ペトロラザロアントニオがあてられる。映画『クロスロード』で、魂を取り戻しに来たウィリー・ブラウンに、十字路の悪魔は「レグバだ」と名のる。

2017年3月13日(月)

<シモネタ警報>新生児は自慰せんし(回文)。

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今日のお絵かき①。買い物終えて、日が暮れて。

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今日のお絵かき②。トラックはどこへ?

2017年3月12日(日)

ジャマイカじゃんまい(三昧)か!

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今日のお絵かき①。映画『幕末太陽傳』で、フランキー堺演じる居残り佐平治が、宴会で興にのって、太鼓をたたくシーン。

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今日のお絵かき②。ファンキーさざえさん江利チエミ)。

2017年3月11日(土)

地震から6年。

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今日のお絵かき①。シンガポールのストリート・ミュージシャン。元にした写真は、1900年代に撮影されたもの。ハーモニウム(リード・オルガン)、エクタラ(インドの一弦楽器)をバックに、ドレスを着た少年が歌い、踊る。キャプションによれば、グループの名前は「クリング・ボーイズ」。クリング、もしくは、ケリングは、マレーシアやシンガポールなど東南アジアに住むインド系の人たちを表す呼び名である。もともとは単に南インドのカリンガ王国出身の人びとを表す言葉だったが、1960年代初めに、侮蔑的な意味を持つようになった。ということは、このころはまだ否定的な意味合いは持っていなかったということになる。

「エクタラ」には、いろいろな形の一弦楽器が含まれるようだ。いちばん一般的なのは、竹製のネックを掴んでテンションを調整し、微妙に音程を変えながらつま弾く、こういう楽器だが、ヴァイオリンのように肩にのせて弾く擦弦楽器も、二胡のような形の楽器も同じ名前で呼ばれている。共通しているのは、一弦であることだけ。写真の少年が弾いているのは、最後に挙げたタイプのものに見える。右手に弓は持っていないことから、下のYouTubeの動画のように、指で弾いていたのではないかと思う(それにしても、興味深い動画だ)。

ハーモニウムは、リード・オルガンのことだが、ヨーロッパやその元植民地では、この名前のほうが一般的である。またインドなど南アジアの国々では、床に座る習慣に合わせて、小型のボックス状に形を変え、空気も足ではなく、手でふいごを動かして送り込むように改良された。写真の少年が使っているのも、それだ。このタイプのハーモニウムは、パキスタンのヌスラット・ファテ・アリ・ハーンが使っていたのが、記憶に残っている。スーフィズムの宗教音楽カッツワリーの神秘的な雰囲気、どこまでも昇りつめていくヌスラットのヴォーカルに、ハーモニウムのふわふわとした音が不思議とはまるのだ。

それにしても、ヴォーカルの少年は、なぜ女装なんだろう。東南アジアには、ゲイに比較的寛容な伝統があると聞いているが、彼もゲイだったのか、あるいは、単に観客を楽しませるためのフェイクだったのか。女装して、この髪型というのも、チグハグで面白い。

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今日のお絵かき②。マルチニークの女神。元にした写真は、マルチニークのサン・ピエールで、1899年に撮影されたもの。キャプションには「洗濯女(Blanchisseuse)」とある。この3年後、サン・ピエールはプレー山の噴火で壊滅的な打撃を受ける。彼女は生き延びただろうか。

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今日のお絵かき③。仲良し二人はバイクでお出かけ。西アフリカ、マリ共和国の写真家セイドゥ・ケイタの写真を模写。ホンモノはこちら。1921年、マリの首都バマコで生まれたセイドゥ・ケイタは、1940年代~60年代初頭にかけて、マリの人びとの姿を写真に残したことで知られている。それらの写真は単なる記録を越えて、見るものの心にダイレクトに訴えかけるものがある。この人たちは、どんな人生を送り、今はどうしているのだろう(あるいは、どのように死んだのだろう)。写真家自身は、2001年にパリで亡くなっている。

2017年3月10日(金)

三単現は、単三電池とは関係ありません。

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今日のお絵かき。ある奴隷の家族。元にした写真は、アメリカの国会図書館に収蔵されている。1862年頃、サウス・カロライナ州ビューフォートのスミス農場で撮影されたもので、「スミス農場の5世代」とタイトルがつけられている(写っているのは、どう考えても4世代のような気がするが・・・アフリカから連れ去られた初代を意識してのことか)。撮影したティモシー・H・オサリヴァンは、南北戦争の写真を多く手がけたことで知られる写真家である。

当時、スミス農場の主は、ジェイムズ・ジョイナー・スミス(1790-1872)という人物。この地所を買った同じ名前の祖父から、1796年に農場を引き継いだ。南北戦争の最中、1862年に農場は連邦政府(北軍)に接収され、トーマス・ウェントワース・ヒギンソン大佐率いる黒人部隊が駐留した。奴隷たちの写真は、このころ撮影されたものということになる。キャンプ・サクストンとして知られるようになった要塞は、1863年1月1日にルーファス・サクストン将軍によって、初めて奴隷解放宣言が読みあげられる場所のひとつになった(こちら参照)。

オサリヴァンの写真には、スミス農場の奴隷たちが一堂に会しているものもあるが、奴隷解放宣言が読み上げられたとき、同じように奴隷たちが集められたのでは?などと妄想してしまう(写真自体は、解放宣言の1年前、1862年の撮影)。そのとき、写真に写っている人たちはどうしたかな。泣いたかな。気を失ったかな。

よけいなことだけど、ちょっと気になるのは、赤ん坊を抱いたお母さんのうしろに、顔が写っている人たちのものではない手が写り込んでいること。まさか、心霊写真・・・もしや、初代の!?

2017年3月9日(木)

テナー・サックスを見ると、食虫植物を思い出す。

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今日のお絵かき。ポリス・バンド&エリトリア・ポリス・バンド。エチオピアのジャズやポップスを扱ったフランシス・ファルセトの名著『アビシニー・スウィング』の表紙を飾る写真をもとに描いた。活動期間は、1962 ~63年と短かかったので、写真もそのころのモノか。管楽器、弦楽器混成のうえ、アコーディオンまでいる。そして、ヴォーカリストをはじめ、みんなカッコよく決めている。というか、カメラ意識しずぎ!ってところが、ステキ。

ひらげエレキテルとして、江古田の老舗ライブハウス、マーキーに出演。6曲歌ってきました。演目は、「ワルツ」「行こうよ」「かわいい子猫ちゃん」「二人でお茶を」「非国民の休日」「最後の日」。聞いてくださった皆さん、ありがとうございました。この日同じステージに上がったのは、ギターをかき鳴らす硬派なイメージと2次元萌のギャップが楽しいホノボランさん、ひねったオリジナル曲を揺蕩うように歌うスキッピオさん、オリジナルとカヴァーを交え、路上ライブで鍛えた喉を披露するあなん和也さんという個性的な面々。ひらげは存在感を示せたでしょうか。お店のスタッフの皆さん、お疲れさまでした。伝説のライブハウスに出演できて光栄です!

2017年3月8日(水)

ジョージと収税人の会話。「ったく」「すまん」

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今日のお絵かき。3人の奴隷たち。元にした写真は、フルトン・アーカイヴ(オーナーのエドワード・G・フルトンの発案で、イギリスの写真報道誌『ピクチャー・ポスト』に掲載された写真を集めたもの。1996年、ゲッティ―イメージズが買収)収蔵。キャプションには、「1910年頃、アビシニアの3人の奴隷たち」とある(てっきり、アフリカ系アメリカ人の奴隷と思ったら、違っていた)。アビシニア、すなわち現在のエチオピアでは、1926年の国際連盟による奴隷制廃止条約のあとも、奴隷制が法的に禁止されていなかった。そのことが、1935年、イタリアが同国に侵攻する口実のひとつとなる。実際には、エチオピアの近代化を進めるハイレ・セラシエは、エチオピアの国連加盟を認めさせるため、奴隷制の廃止を受け入れていた。結局、エチオピアの奴隷制が完全に廃止されたのは、ムッソリーニの侵攻による混乱のあと、1940年代のことだった。それにしても、3人とも若い。とくに両脇の2人は、どう見ても子供だ。話しかけたら、どんな答えが返ってくるだろう。当時のエチオピアで、奴隷はどんな存在だったのだろうか。国連が査察に入ったエチオピアの奴隷市場の写真もなかなか強烈だ。

2017年3月7日(火)

「師匠、忍術を修めるには、いくつの方法がありますか?」「八通り半ぞ!」

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今日のお絵かき①。物乞いをする少女。これも元にした写真は、アルジェリアの絵葉書。羞恥に耐えて物乞いをする少女の姿を絵葉書にする。それをお土産として、友人知人に送るというのは、悪趣味という他ないが、100年以上たって、それを絵に描こうとするぼくの行為にも、ある種、ポルノグラフィー的な醜悪さがないとは言い切れない。ただ、観察眼の鈍いぼくのような人間は、絵に描くことによってはじめて、いろんなことに気づかされる。重ね着の複雑さとか、おずおずと差し出された右手とか、シーツのようなものにくるんで、両肘で抱えてこんだ何か(おそらく彼女の全財産?)とか、石畳の上のはだしの足とか、全体としてぼんやり感じていたものが、ディテールとして理解される。そして、気になるのは、このコがその後どうなったかということだ。とっくに年をとって亡くなっているだろうけれども。

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今日のお絵かき②。紅葉坂の夕暮れ。

2017年3月6日(月)

戦場2×8。

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今日のお絵かき①。新宿に虹が出た日。元にした写真の日付によると、2009年7月19日のこと。このころは、大学時代のバンド「なげやり」の再結成ライブを企図しており(実現しなかったが)、そのリハの前に、新宿で空を見上げたら、虹がかかっていたのだった。それがもう、7年半も前のことになる。

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今日のお絵かき②。「いかん、歌詞忘れた~」(1900年頃、グナワのミュージシャン)。元にした写真(下右)は、絵葉書として売られていたものらしい。もちろん、「歌詞忘れた」というキャプションはない(ぼくのいたずらです。ごめんなさい)。実際には、絵葉書の最上部に、アルジェリア北西部の都市オランの地名、Madame Bonoという名前(メーカー名?他のアルジェリアの絵葉書にも同じ記述がみられる)に加えて、"type de mendiant"(一種の乞食)と書かれている。同じ人物を写したのではないかと思われる別の絵葉書(下左)にも同様の記述が見られ、さらに次のように書かれている。

si tu veux por qui ti
sois avic le bonheur
tote l'anni ji ti
chanti Zouséphine
ou bien Maria bono

ぼくは、フランス語が堪能でないので、わかる方教えてください。たぶん、訛りのあるフランス語で、「もし、あなたが幸せになりたいなら、わたしが一年中、あなたに歌ってあげるよ、ジョゼフィーヌ、あるいは美しいマリア」と書いてあるような気がする(ナポレオンの妻ジョゼフィーヌ・ボアルネの結婚前の名前は、マリー・ジョゼフだったので、彼女のことか)。ネットを検索すると同じような絵ハガキがたくさん出てくる。そこに写るグナワの人びとの姿は堂々としたものだが、それを絵ハガキにした意図は、鼻持ちならないオリエンタリズムに他ならない。

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もちろん、このことと、グナワの音楽的な素晴らしさは、別の話。グナワは、モロッコやアルジェリアなど北アフリカで演奏されるイスラムの宗教音楽だが、音楽と同じ「グナワ」という名前で呼ばれる人々は、西アフリカのサハラ地域にルーツを持つという。奴隷として連れ去られてきた人びとの子孫だという話もある。なるほど、ボ・ディドリー・モデルみたいな四角い弦楽器ゲンブリは、西アフリカの弦楽器ンゴニのベース版といったところか。弾き方はチョッパー・ベースみたいだ。

それでは、おまけに・・・

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今日のお絵かき③。もう一人、別のミュージシャン。

こうしたグナワのミュージシャンの古い写真や絵を、このサイトでまとめて見ることができる。

2017年3月5日(日)

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今日のお絵かき。雲ひとつ。少しだけ、遠近法を意識してみた。

2017年2月4日(土)

オレの火照るカリフォルニアが・・・

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今日のお絵かき。ベイブリッジから見た夕焼け。

2017年3月3日(金)

「Aさん、Bさん、やっておしまいなさい!」「匿名かよ!」

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今日のお絵かき①。ジンバブエの女。

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今日のお絵かき②。しゃがみこむジンバブエの老婆。

殺処分ゼロのためのチャリティ・オープンマイク=わんにゃんレスキュー@西荻窪Zizi Annabelleに、ひらげエレキテルとして出演して、「ラーメン・ブギ」「かわいい子猫ちゃん」の2曲を歌ってきました。本当は新曲を歌うつもりだったのだけど、先にビールを飲んでしまったため、あえなく断念しました。だめじゃん。他の主演者はすべてすばらしかったけれど、ラトゥールさんの「カリフォルニア旅館」(←以前の演奏がYouTUbeにアップされています。聞かなきゃソンソン)を2回も聞けたのが最高でした。あの世界は、一種哲学的ですらある。

2017年3月2日(木)

「春なのに~、おっ、ワカメですか~♪」「え?ワカメの旬は春ですよ」

かまやつひろしさんが、亡くなった。訃報を聞いて、中学生のころ、古本屋で手に入れた著作『我がよき友よ』をくり返し読んだのを思い出した。すごく影響を受けたのに、忘れていた。音楽仲間との交友や、ヒット曲「どうにかなるさ」に惹かれて、彼のもとを訪ねてきた見知らぬ青年の話や、いろいろなことが書いてあって、心温まる本だった。お金がないときに古本屋に売ってしまって、今は手元にない。絶版で、Amazonでも取り扱っていないようだ(いや、そんなことなかった。思わず注文してしまったよ、ムッシュ!)。

日系アメリカ人ジャズ・ミュージシャン、ティーブ釜萢の子として生まれ、ロカビリー歌手としてデビュー後、スパイダースに加入、解散後も、ソロ活動、楽曲提供と幅広く活躍し、まさに日本のロック史を体現する存在だった。それでいて、あの軽さ。ロック、フォーク、歌謡曲と垣根などないがごとく飛び回り、テレビ番組で登場するなり「ピース!!」と言い放つ。吉田拓郎の曲で大ヒットを飛ばし、西城秀樹ロッド・スチュワートのスタンド・アクションを研究しにいく。頑なだった若いころには、そんな自由さがいい加減に見えて、正直、良さがわからなかったこともあったけど・・・年を追うごとに、なくてはならない存在と感じるようになっていた。この人のボーダレスな活動が触媒になって、いろいろな化学変化が起きたのだ。

ぼくらの世代にとって、かまやつひろしと言えば、アニメ『ギャートルズ』のエンディング・テーマ「やつらの足音のバラード」だろう。もっとも、アニメを見ていた子供のころ、かまやつ氏の曲と意識していた人は、少なかったかもしれない(作詞は漫画の原作者・ 園山俊二、歌は「ちのはじめ」こと若子内悦郎。↑上掲は、本人によるヴァージョン.。名演)。ぼくは、タイトルすらあとで知ったというのが正直なところだ。だけど、「何にもない何にもない」という冒頭のフレーズは一度聞いたら忘れられないインパクトがあった(このころの大人たちは、子どもに向けてとんでもない爆弾を仕掛けてくるから、油断できない)。そして、歌に描かれた「無」に帰ったというわけか。

名盤『ムッシュ~かまやつひろしの世界』を聞きながら、追悼の思いに身を委ねています。南無。

というわけで、今日のお絵かき。

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かまやつひろし。香取慎吾にも見えるが、かまやつひろしの顔まねをする清水ミチコにも見える。魔法をかけられたメーテルにも見える。

ある方の発案で、「まぼろし」という曲を作ってみました。悲しい感じのバラードです。冒頭はほぼ、「イマジン」です。

すべてはまぼろし
知ってたよ
だけど、まぼろしがこんなに
つらいなんて、知らなかったよ

すべてはまぼろし
はじめから 形もないのに
こんなに痛いなんて、不思議だね

朝から まぼろしが
ぼくの友だち
おはよう、朝だよ
まぼろし、調子はいかがかな?

そいつはまぼろし
知ってるさ
ときどき意地悪で
ときどきやさしい
ぼくの友だち

2017年3月1日(水)

「なんて言ったけ、ハードボイルド小説の、レイモンド・どんじゃら?」「チャンドラーね」

シンプルなラブ・ソングができました。タイトルは「new song」。

できたばかりの歌
できたばかりの歌
早くきみに 早くきみに聞かせたい
早くきみに 早くきみに聞かせたい
あーきみに会いたい

カッコよくはない
きっと流行りもしない
ぼくだけの歌  早くきみに聞かせたい
ここにしかない歌 早くきみに聞かせたい
あーきみに会いたい

忘れないうちに
忘れないうちに
歌にしたんだ きみへのこの思い
歌にしたんだ きみへのこの思い
あーきみに会いたい

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