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2017年1月31日(火)

昨日録音した「風の子」、少しだけヴァージョン・アップした(Ver1.1)。「山下洋輔さんにちょっとだけ参加してもらいました」風(嘘です。きつめに怒られます)なピアノが入りました。あと、こっそり、ジェンベも入ってます。

28日はジェファーソン・エアプレインのギターリスト、ポール・カントナーの一周忌でした。南無。というわけで、

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今日のお絵かき①。ポール・カントナー。今日はこれ一枚にしとこうと思ったんだけど、本体ジェファーソン・エアプレインも描きたくなって、つい描いてしまった。

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今日のお絵かき②。ヴォランティアーズ。ガタ・レヴォリューション。本物は白黒だけど、色は想像で。

夕方すぎ、約2年前に作った曲の新アレンジを思いつく。タイトルは、「弱みを見せるなよ」。休みのうちに仕上げてしまおう。弱みを見せないうちに(←いや、言ってみただけ)。

かんじんの(本業ですから!)レポートの採点もすすんでおりますですよ。大丈夫です、大丈夫!(←誰に言ってるのか)。いくつかは、とても面白い内容のものがあって、ぼくも勉強になる。すしざんまいの社長がソマリア沖の海賊対策に乗り出していたなんて知らなかったよ(「すしざんまい社長が、あの<海賊壊滅作戦>の真相を語った!」)。

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結局、今日も3枚描いてしまった。今日のお絵かき③。グレース・スリック。ポール・カントナー、ジェファーソン・エアプレインとはくれば、セットなので。

2017年1月30日(月)

重い腰をあげてレポートの採点をはじめるも、いかんせん、この世には誘惑が多すぎる。〆切が思っていたよりも早くて、あせってはいるのだが。はた目にはどう見ても、のんびり休暇を楽しんでいるようにしか見えないだろう。

大分前に作って、弾き語りでも何度か演奏した「風の子」という曲を録音してみた(これ)。ギターのリフを裏メロにして、一部に破調のピアノを入れて・・・こういうときにかぎって、アイディアが浮かぶのだ。とにかく、形にしなくちゃ気が済まない。

今日のお絵かき。誘惑はこんなところにもあった。今日もまた4枚も書てしまった。絵なんか描いている場合ではないとわかっているのだが、描き始めると止まらない。

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今日のお絵かき①。チャック・ベリー。期せずして、伊勢谷友介風のイケメンに仕上がった。いや、若いころのチャックは、ハンサムだったのだな。

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今日のお絵かき②。ブーツィー・コリンズ。メガネや服に星を散りばめれば、ブーツィーに見えるという面はある。それは否定しない。

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今日のお絵かき③。レフ・トロツキー。トロツキーというよりも、政治評論家の伊藤惇夫さんに似ているという声が。そうかも。

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今日のお絵かき④。ジェイムズ・ボールドウィン。ボールドウィンはいつも、少年のような表情なんだよねえ。

まあ、ともかく今日は、シンポジウム報告論文の最終稿を仕上げ、レポートの採点に取り掛かったのだから、よしとしよう。明日は朝から、採点をやっつけます。

2017年1月29日(日)

ウニ言葉に、貝言葉。

南半球系バンド・チキリカで、OGS大アコナイト@新大久保Club Voiceに参加して、3曲演奏してきました。演目は、「ろじうらー」「健忘症」「自転車にのって」。盛りあがってくださった皆さん、ありがとうございました。いつもはひらげエレキテルでお世話になっている、オープンマイクのイベントの拡大版で、昼の2時すぎから夜10時近くまで、7時間以上の長時間にわたって、腕達者が演奏を披露した。主催のケジャさん、トミー姐さんはじめ、みなさん、お疲れさまでした!チキリカ、次回のライブは5月13日(土)大久保ひかりのうまです。

今日は新記録で、4枚も絵を描いてしまった。他にやることがあるだろう。でも、とまらない。

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今日のお絵かき①。リトル・リチャード

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今日のお絵かき②。レイ・チャールズ

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今日のお絵かき③。トニ・モリソン

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今日のお絵かき④。泰安洋行

2017年1月28日(土)

「おなかいっぱい」と「いなかおっぱい」、どっちがいい?

ひらげエレキテルとして、ギターのぢぞ郎さんと、高田馬場・四谷天窓.comfortに出演して、6曲歌ってきました。演目は、「こども魂」「二人でお茶を」「かわいい子猫ちゃん」「行こうよ」「非国民の休日」「最後の日」。聞いてくださった皆さん、ありがとうございました。他の出演者の皆さんも、何度か共演させていただいている牧野英幸さん、うたうやまねこさんも、はじめて共演させていただく、大山哲司さんも、弾き語りの名手。ぼくも、もっと練習しなくては。

今日もまた、3枚も絵を描いた。くり返すようだが、似ているか似ていないかは問題ではない(笑)。

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今日のお絵かき①。マホテラ・クイーンズ

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今日のお絵かき②。ネルソン・マンデラ

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今日のお絵かき③。モーガン・フリーマン

2017年1月27日(金)

俺がこんなに強いのも あたり前田日明だから。

昨日、宅録しはじめた「(untitled)」、いろいろ楽器を入れたら、3流プログレみたいになってきました。面白いのでアップします。

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今日のお絵かき①。エッタ・ジェイムズ

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今日のお絵かき②。サリフ・ケイタ

2017年1月26日(木)

首都大非常勤、後期第十四回目。『ジャズの誕生』をテキストにしたリーディング3コマ。今日で授業としては終わり(来週テスト)。テキストでも何度か名前が出てくるキング・オリヴァーの演奏を聞きながら、授業開始。テキストの内容は、これまで見てきたジャズ誕生の契機となるできごとをふり返り、それらを悉く体験した伝説的なトランぺッター=バディ・ボールデンを通じて、ジャズの誕生を描き出す、この本のなかでも最もスリリングで、ドラマチックな一節。

ジャズにおける最初の原型となる伝説は、バディ・ボールデンの生涯である。ボールデンは「カーヴィング・コンテスト」で負けたことがなかった。コンゴ広場のダンスが終わるより前に、彼は8歳になろうとしていた。おそらく、ブードゥのすべてを知ってたし、自分の関わっている秘密集会に出席していた。ブラスバンドの熱狂的ブームの最中に育ち、ヨーロッパの楽器であるコルネットを習得した。子どものころには、教会の叫ぶ会衆の一員だった。彼はニューオリンズとその周辺に残る音楽的影響をすべて受け継いでいた。そして、彼のコルネットから飛び出した音が、新しい音楽の成立を助けた。

最後に、テキストから、バディ・ボールデンの簡単なバイオグラフィを紹介。1877年(テキストに1868年とあるのは誤り)、ニューオリンズに生まれたボールデンは、床屋の経営(アイス・キューブ主演の映画『バーバーショップ』にも見られるように、床屋はアフリカ系アメリカ人にとって、重要な社交の場)、スキャンダル誌の発行などを経て、1897年ごろ、正真正銘のジャズ・バンドを結成。押しも押されぬ大スターとなるが、1907年、29歳の時にパレード中に発狂、病院に収容され、24年後、そこで、破天荒で悲劇的な生涯を終えている。レコーディングは残されていない。

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今日のお絵かき。スパイク・ジョーンズ

2017年1月25日(水)

足湯~足湯~おれ~た~ち~♪

大分前につくって、ライブでも時々披露していた(untitled)」という曲を宅録してみた。ヴォーカルのピッチがひどいので、ピッチシフターを使って調整。ようするに、ズルをしたのだが、自分の歌のどこがどうへたっぴなのかがよくわかって、勉強になった。他の曲でもやってみよう。

いつの間にか 忘れていた
ぼくのなかに あるはずの
形のないお前に
名前をつけよう

潰れかけた トマトのような
沈む夕陽を見たときも
お前はそばにいたんだね 
ぼくだけの友だち

さあ、飛べ 言葉たちよ
ぼくの見えないところへ
さあ、飛べ 言葉たちよ
ぼくの見えないところへ

いつの間にか 忘れていた
ぼくのなかの もうひとり
どんなにj孤独でも 
もう、さみしくはないさ

さあ、飛べ 言葉たちよ
ぼくの見えないところへ
さあ、飛べ 言葉たちよ
ぼくの見えないところへ

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今日のお絵かき①。チウォニソ

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今日のお絵かき②。ビリー・ホリデイ

輪投げ機能と、スポイト機能を覚えた。無敵だ!

2017年1月24日(火)

今日は4枚も絵を描いてしまったよ。

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今日のお絵かき①。セロニアス・モンク

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今日のお絵かき②。ジャニス・ジョップリン

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今日のお絵かき③。ボブ・マーリー

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今日のお絵かき④。ジェリー・ガルシア

2017年1月22日(月)

松方弘樹さんが亡くなった。南無。

國學院非常勤、テスト。テストの余白に、このブログで知ったらしく、パーキンソン病のことで、激励のコメントを書き添えてくれた学生がいた。ありがとう。力をもらいました。

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今日のお絵かき①。リトル・ウォルター

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今日のお絵かき②。エイブラハム・リンカーン

2017年1月21日(日)

名人よりも、爆笑王が好き。

動物の殺処分に反対するイベント=わんにゃんレスキューVol.5@西荻窪Zizi Annabelleに、ひらげエレキテルとして参加して、「非国民の休日」「かわいい子猫ちゃん」の2曲歌ってきました。ノリのいいお客さんと素晴らしい共演者に囲まれた温かいイベントで、楽しみながら演奏することができました。

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今日のお絵かき①。林家三平(初代)

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今日のお絵かき。ジミー・スミスウェス・モンゴメリー

2017年1月20日(土)

皮下注射、略して、ヒカチュー。

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今日のお絵かき①。ギター・スリム

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今日のお絵かき②。ディジー・ガレスピー

2017年1月20日(金)

神奈川大非常勤。テスト、テスト、テスト。


「クレイジー・サラリーマン」(新曲?)

カラスの声が呼び交う
早朝の繁華街
ジョン・トラボルタのように
勝ち誇った片腕をあげ
狂ったサラリーマンが現れる!

跳べ!サラリーマン!
ブランコの鎖から手を放し
よれよれスーツをマントのようになびかせて
残業明けの夜空に丸く
くっきりと弧を描け!

跳べ、狂ったサラリーマン 跳べ!
ぎらつく狂気で街を焼け!
われらの世界はもうすぐだ!

2017年1月19日(木)

小用は使わない。個室に固執。

首都大非常勤、後期第十三回目。『ジャズの誕生』をテキストとするリーディング3コマ。ニーナ・シモンの歌う「ノーバディ・ノウズ・ユー・ホェン・ユー・ダウン・アンド・アウト」を聞きながら、授業開始(テキストの内容とは、特に関係なし)。テキストは、前回読んだ、ジャズの歴史においてくり返されてきた「音楽バトル」について、具体例を列挙していくところ。「ニューオリンズ時代の初期、それ(音楽バトル)はアームストロングキッド・レナ(これはまさに伝説である)、レッド・アレンガイ・ケリージョー・オリヴァー(のちのキング)対フレディ・ケパードであった」 ここに名前を挙げられたミュージシャンは皆、トランぺッターである。マイクや音響設備がない時代、ジャズの花形楽器は、大きくてよく通る音のトランペットだった。次の言及は、初期ジャズの荒っぽい世界を思わせる。「<もしラッパで相手を吹き負かせられなかったとしても>、トランペッターのマット・キャリーは『ヒア・ミー・トーキン・トゥ・ヤ』のなかで述べている。<ラッパを使って、そいつの横っ面をぶっ叩くことはできるさ>」 いかにも手荒い冗談・・・いや、「カーヴァイング・コンテスト」もしくは「カッティング・コンテスト」が、勝ったほうのギャラ総取りだったことを考えると、あながち冗談ではないかもしれない。負けたくせに、相手をぶんなぐって、ギャラを掴んでトンズラ、なんてこともありうる。

さて、「音楽バトル」の花形楽器も、時代が下るにつれて変わってくる。「30年代のカンザス・シティでは、それ(音楽バトル)はサキソフォーン奏者のコールマン・ホーキンスレスター・ヤングであり、ニューヨークではトロンボーン奏者のビッグ・グリーンジミー・ハリソンだった(1953年のバンド・ボックスでは、カウント・ベイシーデューク・エリントンのバンド全体であった)。音響設備の発展とともに、より細かいニュアンスが求められるサックスやトロンボーンに注目が集まったことが見てとれる。ちなみに、1953年、ニューヨークのジャズ・クラブ、バンド・ボックスではベイシーとエリントンを二枚看板にした興行がおこなわれている。そして、「ジャズのような自由な音楽では、ミュージシャンは持続性があってスウィングする即興演奏の能力によって評価される」 と、段落は締めくくられる。

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今日のお絵かき①。オーティス・レディング。

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今日のお絵かき②。ブラインド・レモン・ジェファーソン。

2017年1月18日(水)

「水戸黄門の結末って、みんないっしょでしょ」「そんなことない印籠印籠あるよ」

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今日のお絵かき。暗いラバー・ソウル

OGSアコナイト@新大久保Club Voiceに、ひらげエレキテルとして参加して、4曲(規定の3曲と、時間があったので+1曲)歌ってきました。演目は、「非国民の休日」「二人でお茶を」「(untitled)」「行こうよ」。他の出演者は、オリジナル弾き語りの太田さん、珍しく全曲弾き語りの長沼ハピネスくん、トモコさん、トミー姐さんの歌など。

2017年1月17日(火)

天は煮物を与えず。

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今日のお絵かき。トラウト・マスク・レプリカ

日本女子大非常勤、後期第十五回目(最終回)。3限、「米文学評論演習」は、ハリエット・アン・ジェイコブズの奴隷体験記を読む。ようやく北部に逃げたリンダ(ジェイコブズの仮名)は、フリントからリンダを買ったというドッジ氏の執拗な追跡に悩まされるが、親切な白人女性ブルース夫人が彼女を買ってくれたおかげで、自由の身になることができる。しかし、以前とは違って、リンダは当然自分のものであるはずの「自由」を買うことに納得していない。最後にリンダは読者に語りかける。「わたしの物語は自由で終わる。よくある話のように、結婚ではなく。私と子供たちは自由になった!」と黒人女性の置かれた特殊な立場を示唆しながら、自由になった喜びを語る。

4限、「アフリカ研究」は、最後に東アフリカの話。まずはタンザニアのイリンバ(親指ピアノ)の巨匠フクウェ・ザウォセを紹介し、久米宏がキャスターを務めていたころのニュース・ステーションで、ザウォセを紹介した回のビデオを見る。音楽もさることながら、かけがえのない仲間たちと、音楽でコミュニケーションを取りながら、自然のなかで暮らすザウォセ・ファミリーの生き方を見てほしかった。日本のほうが確実にモノは豊かだが、ほんとうに豊かなのはどちらの暮らしだろうか。かくいうぼくも、物質的に豊かな日本の生活に愛着があるし、アフリカに憧憬を抱きながらも、日本を離れられないのだが。でも、アフリカが貧しいという決めつけだけは、すべきではないと思う。

続けて、東アフリカの音楽として、ケニア都市部のダンス・ミュージックであるベンガ・ビート、世界初の女性ニャティティ奏者アニャンゴこと向山恵理子さん(テレビで紹介されたらしく何人か知っている学生がいた)、さらに東アフリカの海岸部で、アフリカ、アラブ、インド洋の文化が混淆したスワヒリ文化の落とし子であるターラーブ(齢90歳をこえる女性歌手ビ・キドゥデ)を紹介。スワヒリ文化については、アフリカが決して閉ざされた大陸ではなく、むしろいろいろな文化の交差する豊かな混淆の場であったことを理解してもらいたかった。もちろん、内陸部には比較的独立したアフリカ人の村落があるわけだが、そこにも海岸部の商人は奴隷貿易などを通じて入り込んでいた。

最後に、ケニアを代表する作家として、グギ・ワ・ジオンゴを紹介した。グギのすごいところは、自分の考えを突き詰め、どんどん行動に起こしていくことだ。ジェイムズ・グギの名前で、英語で小説を書いていたグギは、固有の言語で書かないことが、精神の植民地化であることに気づき、英語風の名前を捨て、グギ・ワ・ジオンゴの名前で、母語であるキクユ語で小説を書き始める。さらに、識字率の低いアフリカで、貧しい人々、虐げられた人々にへのメッセージを文字で書いていることに矛盾を感じ、民衆演劇をはじめる。故郷カミリズで行われた演劇は、村の人びとが出演し、彼らのアイディアを取り入れることで、人びとを演劇に巻き込んでいった。こうした試みは当時のケニア政府の嫌気を買い、グギは亡命を余儀なくされた。

6限、「アカデミック・ライティング」は、いよいよエッセイ提出。

2017年1月16日(月)

パリ全乳。

明治学院非常勤「アメリカ研究」、後期第十四回目(最終回)。前回紹介したリチャード・ライト『アメリカの息子』(1940)を原作とする映画は、1951年、1986年の2回、製作されている。1951年版には何と、当時40代後半のリチャード・ライト自身が20歳という設定のビガー・トーマスを演じている(年齢の問題はさておき、作者の執念が感じられる熱演ではある)。煽情的な51年版とは対照的に、淡々とした描き方の86年版のほうが、現実味があって、かえってコワイ。2つの映画から、ビガーがメアリーを死なせてしまい、地下室のボイラーで死体を焼く衝撃的なシーンを見た。ビガーの抱く恐怖心がどのようなものか、なぜ彼は猟奇的ともいえる犯罪に追い込まれていったのか、この作品を理解するうえで、もっとも重要なポイントだと思う。

映画のあとは、アリス・ウォーカートニ・モリソン、2人の黒人女性作家を紹介。それまで顧みられることの少なかった黒人女性の、黒人として、女性として、二重に差別される黒人女性の体験を、黒人男性の暴力も含め赤裸々に描いた『カラー・パープル』(1982)などのウォーカーの作品は、衝撃を持って迎えられた。黒人男性の暴力的ステレオタイプを助長するとの批判もあったが、それでは黒人女性の体験をいつ誰が語ればいいのか?「ウーマニスト」を標榜する(「フェミニスト」ではなく)ウォーカーは、白人女性中心の女性解放運動を「みんなのもの」にすることを目指しながら、女性器切除などさまざまな問題に積極的に関わっている。

一方のトニ・モリソンは今のところ、ノーベル文学賞を受賞した唯一のアフリカ系アメリカ人である。ウォーカーが登場人物が作者に憑依するシャーマン的な印象を与えるのに対し、モリソンはさまざまな物語をつづれ織りのように組み合わせる語り部のような作家である。その手法は作品によって違うが、デビュー作の『青い目が欲しい』(1970)の、幸せな白人家庭のポートレイトが三回くり返されるうちに、文字が分解され、ゲシュタルト崩壊を起こす冒頭からして、実験的で、かつリアルな重みをもっている。授業ではこの他、奴隷になるくらいならと殺した娘が亡霊?になって帰ってくる『ビラブド』(1988)のストーリーを紹介。

というところで、今年度の講義は終わり。学生諸君、1年間、ご清聴ありがとう。

國學院非常勤、後期第第十二回目。6限は、『ジャズの誕生』をテキストとするリーディング。ジミー・スミスウェス・モンゴメリーのデュエット・アルバムを聞きながら、授業開始。テキストの内容は、「南北戦争後、北部の偏見の到来にともない、彼ら(黒人クレオール)の没落はゆっくりだが完全なものだった。彼らはより肌の色の黒い兄弟に加わることを余儀なくされ、あとで見るように、おそらく最も明白には技術の点で、ジャズの誕生に貢献するものを多く持っていた」 7限はバラク・オバマ、2008年大統領選勝利演説を読む。テキストの内容は、「利用すべき新しいエネルギー、創出すべき新しい仕事、建設すべき新しい学校、直面すべき脅威、修復すべき同盟関係があります。これからの道のりは長く、私たちが登る坂は険しいでしょう。私たちは一年、いや、それどころか、任期中にすら、そこにたどり着けないかもしれない。しかし、アメリカよ、私は今夜ほど、そこにたどり着けると希望を持ったことはない。わたしは皆さんに約束する。私たちはひとつの民として、そこにたどり着くと」 最後の"We as a people will get there"の "people"は、日本語に訳すことが難しい単語だ。「国民」や「人民」では、聖書やアフリカ系アメリカ人の歴史を感じさせない薄っぺらな訳になってしまう。ちょっと古い感じがするが、「民」と訳すのがいいのではないかと思う。ここには聖書の「約束の地」はもちろんのこと、それを前提としたマーティン・ルーサー・キング最後の演説における呼びかけ、「私たちは皆さんに知っていただきたい。わたしたちはひとつの民として、約束の地にたどり着くと」も、響いているのではないかと思う。

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今日のお絵かき。ロジャー・マッギン

2017年1月15日(日)

形而上的なことばかり考えていると、毛事情的によくないよ。

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今日のお絵かき。スライ・ストーン

2017年1月14日(土)

エド・サリバン(小)

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新国立劇場で、地人会新社第6回公演『豚小屋~ある私的な寓話(おとぎばなし)~』を見た。原作は南アフリカの作家アソル・フガードA Place with the Pigs (1988)。フガードは南アフリカ出身の白人(アフリカーナ―)でありながら、アパルトヘイトと闘い続けた作家として知られている。『シズウェ・パンシは死んだ』(1976)や、映画にもなった『ツォツィ』(1980)など、作品もアパルトヘイトのもとで生きる人々を描いたものが多い。しかし、この作品は、実際にあった事件をもとに、41年間、豚小屋に身を隠したソビエトの脱走兵パーヴェル・ナヴロツキーとその妻プラスコーヴィアを描いたものだ。もっとも、閉じ込められた世界での極限状況というのは、アパルトヘイトと共通するものだろう。そのなかで、人間性を失うまいと呻く夫と、それを支える妻・・・というと、いかにも重苦しものになりそうだが、さにあらず。拾った赤ん坊を育てることになったギャングのドタバタを描いた『ツォツィ』同様、軽妙と深刻が入り混じった、泣き笑いのドラマだ。

豚小屋での生活に絶望し、形而上的な議論にはまり込んでいく夫を、妻は「生活」という現実に引き戻す。生きることは、結局、生活することなのかもしれない。パーヴェルが豚と違うのは、人生をさまざまに解釈できるからではなく、妻のつくるキャベツのスープと肉団子を食べ、妻と人間の言葉でコミュニケーションを取っているからだ。だから、絶望した夫がそれを捨てようとしたとき、妻は殴ってでも人間の世界に引き戻そうする。ラストシーンはいろいろな解釈が可能だろうが、ぼくにはパーヴェルのリクツも決して否定されることなく、「生きること」のなかに解き放たれたように思えた。

演技の技術的なことはよくわからないのだが、パーヴェル役の北村有起哉さんも、プラスコーヴィア役の田畑智子さんも、素晴らしい熱演だったと思う。加えて、豚小屋のすきまから差し込む日の光を再現した舞台美術が素晴らしかった。光と空気を求めるパーヴェルの追いつめられた気持ちがひりひりと伝わる。ハリエット・ジェイコブズの奴隷体験記を思い出した。原作は読んだことないつもりだったのだが、ラスト・シーンは記憶にある。福島先生の授業かなにかで、読んだんだっけか。ちなみに、地人会新社の前身である地人会では『シズウェ・バンシは死んだ』を取り上げており、地人会新社の旗揚げ公演でも同じ劇を上演している。キャストは塩島昭彦さんと平田満さん。見てみたかった。

コンピュータを整理していたら、童謡「さわると秋がさびしがる」(サトウハチロー作詞、中田喜直作曲)を歌っただいぶ前の録音が出てきた。季節外れだけど、切なくて泣きそうなので、アップしておく。

2017年1月13日(金)

神奈川大非常勤、後期第十三回目。「初級英語」は文法総復習テスト、「基礎英語」はプレースメントテスト、「中級英語」は基本時制と進行形を改めて。神大の学生は、素直で感情表現の豊かな学生が多くて、何となくほっとする。

プライベートでは、いろいろとたいへんなことがあったので。

2017年1月12日(木)

微妙に広い。「5畳半フォーク」

首都大非常勤、後期第十二回目。『ジャズの誕生』をテキストとするリーディング3コマ。ジミー・スミスウェス・モンゴメリーのデュオ・アルバムを聞きながら、授業開始(テキストと直接の関係はない)。この名盤、内容もさることながら、二人のジャズマンが腕を絡めてサンドイッチを食べる、ソウルフルなジャケットに惹かれ、学生当時、よく真似したものだ。

テキストの内容は、前回に引き続き、黒人研究の権威ハースコヴイッツの秘密結社論からの引用から。「メンバーはそれぞれ、入会のときに血の誓いを立てなければならず、会計には適切な管理がなされている。結社はそれぞれ自分たちの旗を持ち、特に一団となって葬儀に行くときには、行列になって権力と財力を誇示することに没頭する」 最初の文は一見するとつながりが見えにくいが、「血の誓い」の恐怖が会計係の使い込みなどを未然に防いでいると考えれば、納得がいく。引用を受けて、奴隷とともに海を渡った秘密結社の話。「同じような結社は、新世界でアフリカ人が上陸したところにはどこでも存在した。例えば、トリニダードでは、それはヨルバ族(←ぼくは「族」という言葉は使わないが、と説明)の「エスス」に由来する「スス」という名前で知られている」

さらに、だいぶとばして、第5章「バディ・ボールデンとジャズの発展」に入り、最初の文「かつて<カーヴィング・コンテスト>として知られてた音楽のバトルは、ジャズの歴史の中で頻繁に起きてきたし、今でも起きている」 <カーヴィング・コンテスト>という表現は、どこを調べてもこの本以外に出てこないのだが、おそらく、のちの「カッティング・コンテスト」と同じ意味だろう。詳しく知っている方がいらしたら、ご教示ください。

帰宅後、昨日、取り組み始めた「二人でお茶を」(大スタンダードではなく、ひらげエレキテルのオリジナル)の録音を再開。苦心惨憺の末、完成に近いところまでこぎつけた。

そんなにあせらなくてもいいよ
きみの夢はかなうから
それより熱いお茶でも飲んで
ゆっくり話そう
ララ・・・

転がる月を数えて長い 
夜を明かそう
凍える身体を抱えて
夜の花を摘みに行こう
ララ・・・

いつかはぼくらも泡になって
どこかへ消えていく
だけどお茶を飲む時間あるよ
お砂糖入れるかい?
ララ・・・

2017年1月10日(火)

気がつくと、一心不乱に崑ちゃんを描いていた。

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2017年1月9日(月)

持ってけ、トロンボーン。

新曲「企て」の試作品をつくってみました。ドラムとベースのパターンは、某教則本にあったスライ&ザ・ファミリーストーンのパターンをそのままいただいたので、ほぼ盗作です・・・

企てよう 企てよう
よいことも わるいことも
二人以上で 企てよう
そして 罪深い 計画を立てよう

企てよう 企てよう
こっそりと ひみつりに
きみとぼくとで 企てよう
そして 罪深い 関係を持とう

禁じられても 終わらない
甘くステキな陰謀は
誰も消すことはできない

企てよう 企てよう
今日も明日もこれからも
二人以上で 企てよう
そして 罪深い 約束をしよう


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今日のお絵かき①。エルモア・ジェイムズ
 

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今日のお絵かき②。植木等

2017年1月8日(日)

明智が謀反をどこで考えたって?そりゃあ、閉め切った部屋のなかさ!明智「密室で」(みつひで♡)っていうからな!

下北沢Lagunaで、2017年、ひらげエレキテルの歌い初め。演目は、「行こうよ」「つるつる」「かわいい子猫ちゃん」「二人でお茶を」「非国民の休日」「最後の日」。新年を祝して、新曲を3曲も入れるという無謀なセットリストでしたが、なんとかやり遂げました。聞いてくださった皆さん、ありがとうございました。共演者のみなさんも、個性的。オガワヤスヒロさんの破壊力のある歌にはじまり、ゆうじひとりさんは人の心にすっと入り込んでくるような歌、たかみや'dragon'りゅうすけさんはユニークな歌詞を笑顔で。そして、マツモトケンタロウさんは自殺した友人に捧げる歌で、「生きろ」というメッセージを伝える。この後で、トリをつとめることのつらさよ。ともあれ、またよろしくお願いします。お疲れさまでした!

昔、渋谷にイヌっていう主人に忠実な蜂がおってな・・・

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今日のお絵かき①。サン・ハウス

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今日のお絵かき②。サニー・ボーイ・ウィリアムソンⅡ

2017年1月7日(土)

「みんなの歌」の毒舌裏番組「こんなの歌?」

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今日のお絵かき①。ジョン・ベル―シ

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今日のお絵かき②。ミシシッピ・ジョン・ハート

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今日のお絵かき③。ブライアン・ジョーンズ

2017年1月6日(金)

と~らんぷ、と~らんぷ、ここはどこの細道じゃ♪

パーキンソン病になると、幻を見ることがあるという。病気のせいかはわからないが、昨夜、夜中に目を覚ますと、足元に半透明の見知らぬ黒人男性が立っていて、しきりに何か話しかけてきた。声は聞こえないのだが、陽気な感じだ。明かりをつけたら消えるかなと思って、スイッチを入れると、パッと消えるのではなく、チェッという感じで残念そうに去っていった。あいつ何やねん。魂をよこせば、ギター上手くしてやるぞ、とか言われてたのかもしれぬ。

この数日でつくりこんだ自作曲の宅録、完成版をTM-Boxにアップしました。

「非国民の休日」 https://tmbox.net/pl/1165586
  今年はこれで、流行語大賞を狙います。
「くじら」 https://tmbox.net/pl/1165590
  こちらは「みんなの歌」狙いです。
「つるつる」 https://tmbox.net/pl/1165624
  ヴォーカルをとり直して、つるつるなコーラスを加えました。

2017年1月5日(木)

やりたいこと全部やって死ぬ。やりたいこと全部なんかできないから、俺は死なない。ん?

またしても自作曲の宅録に熱中する。本日は最近作ったロックンロール「つるつる」。

世界はすべりやすい まるでつかみどころがない
つまづいて転んだら 笑うしかないのさ
どんなに気をつけて 転ばないようにしても
ふとしたはずみで 転げ落ちて谷の底

  手を握っておくれ すべり落ちないように
  きみが落ちそうな時は ぼくがつかまえてるよ
  つるつるの世の中で ぴかぴかの愛を育もう
  
言葉はすべりやすい まるでほんとのことじゃない
ぼくの言うことは ほとんど意味がないのさ
どんなに気をつけて まっすぐに前を向いていても
しゃべりすぎてるうちに 言葉はうわすべり べり

  手を握ってもいいかい? 道に迷わないように
  きみが迷ったら ぼくが探しに行くよ
  つるつるの世の中で ぴかぴかの愛を育もう
  つるつるの世の中で ぴかぴかの愛を育もう
  
世界はすべりやすい まるでつるつるなのさ
つるつるつる・・・

寝る前に短いギターインスト思いついた。こんな曲、どこかにあったかもしれないが。「おやすみ」と名づけよう。

2017年1月4日(水)

右の頰を打たれたら、左の方を向くね?

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いつもお世話になっている整体のカラダファクトリーでやっている書き初めにエントリー。スタッフの方には、「休み休み、無理せずがんばる」という意味と、「バカも休み休みにする」というダブル・ミーニングだと言ってあります。

整体以外の時間は、「くじら」という曲に捧げた一日だった。曲自体は、昨年の5月にはできていましたが、いろいろ音を入れて、アレンジを考えてみました。本当のくじらの声も入っています(著作権フリー音源からお借りしたもの)。

くじらのうえに 布団をひいて
広い海で ぷかぷか眠ろう

くじら くじら くじら
くじら くじら くじら

くじらはいつも ぼくのしたで
笑うでもなく 泣くでもなく

くじら くじら くじら
くじら くじら くじら

くじら どこへ行こう
くじら 何をしよう
聞いてるのかい? 
眠ったのかい?

くじらは大きく 潮を吹いて
ぼくをのせて 泳ぎだした

くじら どこへ行く
どこへ行く
ぼくをのせて どこへ行く
どこへ行く


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夜中にふと思い立って、円空仏をモデルに仏を描いた。

2017年1月3日(火)

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墓参り。8年前に相次いで亡くなった伯母と祖母が眠っている。三が日ということで、管理事務室は閉まっていた。それどころか、ドアの取っ手に紐がぐるぐる巻きにしてあり、過剰なまでの警戒ぶり。でも、考えてみれば、夜になると人が寄りつかない墓地というのは、泥棒にとっては狙い目なのかもしれない。写真を撮ったら、逆光でご覧のような画像に。なぜなら、ぼくはダンサーだから・・・(わかる人だけわかってくれればいいです・・・コレです)。

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その足で、特養老人ホームで暮らしている祖父を見舞う。かなり痩せてはいるものの、元気そうだった。自分の年齢が90を超えたことを、なかなか認めようとしない。「こんな年寄りばっかりのところに入れやがって」と思っているかもしれない。いや、あなたがいちばん年長かもしれませんよ。母がスマホを見せると、タッチパネルの機能に興味津々。手元はおぼつかないが、写真をスライドさせたりしている。いつになったら、嫁をとるのかとしつこく聞く。結婚すると、おじいちゃんが安心してぽっくり逝っちゃ困るからさ、と言うと、処置なしという表情。本当は正月ぐらい、家に連れて帰ってやりたいが・・・いろいろ事情があって、そうもいかない。せめて、もっと見舞いに来ないとな。

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モカ・サーファー。

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風呂サーファー。

2017年1月2日(月)

すでに、2です。

昨年、Zizi Annabelleで共演した回文師のみなさんに刺激されて、ぼくも回文をつくってみました。まずは、観光スポットの滝を朝早く見に来たのに、あいにくの雨。

だめだめ。朝に来た滝にさ、雨。だめだ。
(だめだめあさにきたたきにさあめだめだ)

もうひとつ。異常なコレクターに成長した息子のレコード棚を見て、呆れた母が夫に。

この棚、アナログ・レコード、どーこれ、グロなあなたの子?(このたなあなろぐれこーどどーこれぐろなあなたのこ)

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ナンジャコリャ。

2017年1月1日(日)

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

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成田山横浜別院で初詣。おみくじは大吉。「病気 重くない癒る」という言葉が嬉しい。

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参道からの風景を落書き。

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あ!自分のバンドをアピールする12年に一度のチャンスであることを忘れていました。今年は酉年につき、チキリカと「カゴメカゴメカゴメ」をよろしくお願いします。ホロロケロー。

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