無料ブログはココログ

« 2016年4月19日(火) | トップページ | 2016年4月22日(金) »

2016年4月21日(木)

前向きに鼻をホジティヴ。

首都大非常勤、前期第三回目。『ジャズの誕生』をテキストとするリーディング3コマ。映画『ストーミー・ウェザー』から、ファッツ・ウォーラーが「エイント・ミスビヘイヴィン」を歌うシーンを見ながら、授業開始。テキストはそのファッツ・ウォーラーのエピソードから始まる。

上品なおばさまの「ジャズって何ですの、ウォーラーさん?」という質問に答えて、今は亡き偉大なファッツはため息をついてこういったことになっている。「奥さま、いまさらそんなこともわからないなら、口を出さないでくれ!」 ファッツ・ウォーラーが言うことにも、一理ある。ニューオリンズで聞こうと、ボンベイで聞こうと(そこでもジャズのようなものを演奏しているのだが)、ジャズは言葉で説明するよりも、存在を認識するほうがずっと簡単である。仮にジャズを、アメリカ合衆国において、ヨーロッパ音楽と西アフリカ音楽が300年にわたって混ざり合った結果と定義してみよう。

きっちりリズムが決まっているラテン音楽などと違って、ジャズは定義しにくい音楽だ。ウォーラーがおばさまの質問に苛立ったのはそのためだ。ジャズの要であったスウィングというリズムは、ラテンやファンクなどのリズムを吸収することによって、「グルーヴ」のような一般的な概念に解消されてしまう。即興演奏はジャズに不可欠の要素だが、例えば、ラヴィ・シャンカールのシタール即興演奏がジャズでないことは明らかで、これもジャズの専売特許ではない。ブルースがジャズの根底にあるのは確かだが、すべてのジャズがブルーノート・スケールでできているわけではない。では、ジャズをどのように定義すべきか。著者はその答えを歴史に求める。

« 2016年4月19日(火) | トップページ | 2016年4月22日(金) »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73760/63529735

この記事へのトラックバック一覧です: 2016年4月21日(木):

« 2016年4月19日(火) | トップページ | 2016年4月22日(金) »

最近のトラックバック

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31