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2016年3月3日(木)

「プーで〜す」「フーで〜す」「三波春夫でございます」・・・レツゴー三びきの子ぶた。

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大島豊『アイリッシュ・ミュージックの森 トラッドからロックのかなたへ』(青弓社、1997)を読み終わった。「アイリッシュ・ミュージックの森」というタイトルから、勝手にケルト文化の深みを過去へ遡っていく内容を想像していたのだが、ちょっと違っていた。サブタイトルを見れば分かったことなのだが、むしろ、閉ざされた農村コミュニティの文化的伝統が、1960年代以降世界に向かって開かれ、独自性を保ちながらもコスモポリタン的なものに変化していく過程を跡づけることに重点が置かれている。

きっかけとなったのは、1956年に成立したショーン・レマス政権による開放政策への転換だった。外国資本の導入は、ともするとグローバル経済への従属を意味しかねないが、アイルランドの場合、イングランドへの従属からの相対的解放という側面もあった。そのため、経済・文化の開放はむしろ、「辺境」であるがゆえに温存されてきた固有文化の再評価に向かう。折しも、60年代の「ロックン・ロール」革命のなかで、「自分たちが楽しむ音楽は自分たちが創る」という認識を持った若者たちが、再発見した伝統を受け継ぎながら、自分たちの音楽を創りだしていった。

かなり大まかにいうと、こんな流れのなかで(本当はもうひとつ、アメリカに移民したアイリッシュとの関係という重要な問題があるが)、60年代以降のアイルランド音楽はさまざまに展開していく。紹介されるミュージシャンのなかには、初めて聞く名前も多い。まずは、70年代のプランクシティボシー・バンドあたりから聞き始めて、アルタンなど90年代以降のミュージシャンにも手を伸ばしてみようと思う。それにしても、本書の発売からも、すでに20年近い年月が流れようとしているのか・・・追いつかん。

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遠峰あこのんどこライブ@野毛の居酒屋すきずき。今日は、無茶ぶりを受けた意外なナンバーも含む20曲。楽しみましたー。

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