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2015年7月16日(木)

エリンギ派俳優。

首都大非常勤「実践英語」、前期第十四回目。『ジャズの誕生』をテキストとするリーディング3コマ。今回は世界の解放運動で歌われた歌をベースとしたチャーリー・ヘイデンの『リベレーション・ミュージック・オーケストラ』を聞きながら授業開始。昨日の「安全保障」関連法案の強行採決を受けてのことだが、学生に詳しく説明したわけではない。むしろ、よく似たスタイルの録音として篠田昌巳さんの『コンポステラ』を紹介したところから、大学生のころ、渋谷のディスク・ユニオン店頭で『東京チンドン』のプロモーション演奏をしていた篠田さんに話しかけた・・・という、学生にとっては何のこっちゃいというエピソードに話はそれた。教科書の内容は、アメリカ領になってからも、しばらくの間は特権的な地位を守っていた黒人クレオール(混血)の人たちが、南北戦争後、北部の人種偏見が入りこむにつれて没落していき、その一部がクラシックの技術を持って、下層の黒人と合流した、というところまで。次回はここまでの内容でテスト。

東野圭吾白夜行』(集英社文庫、2002、1999)を読み終わった。さすが、当代一のベストセラー作家。ぐいぐい読まされてしまった。雪穂と亮司の犯した犯罪はえげつないものばかりなのだが、なぜか彼らが上手くやることを望んでいる自分がいる。彼らの暗い過去に「同情」したから、ということではない。彼らの行動の一貫性がぼくの中にある暗い部分をぞくぞくとくすぐるのだ。一種のピカレスク・ロマンというべきか。それにしても、東野圭吾はほんとうに一人の作家なのだろうか。作品数もさることながら、作品によって作風が違いすぎる。トリックを中心に置いた推理物ではセリフはペらっぺらでリアリティがなく、背景もあまり詳しくは描かれていない。この作品や原発問題に切り込んだ『天空の蜂』などはセリフも自然だし、おそらく徹底した取材をもとにディティールにもこだわっている。一人の作家ではなく、「チーム東野」とか「東野プロ」であっても、全然構わないのだが・・・(これ以上書くと誹謗中傷になるのでやめておこう)。それぐらい、多才な作家ということかもしれない。

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