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2015年6月24日(水)

時には〜歯のない子のように〜♪

首都大非常勤「表象文化論特殊講義」、第十回目。黒人映画監督の草分け=オスカー・ミショー監督の映画『ウィズイン・アワー・ゲイツ』(1920)を見た(時間の都合で後半だけ)。前回見たD・W・グリフィス監督『国民の創生』(1915)に対する黒人側からの回答とも言うべき作品。無実の罪でリンチされる黒人夫婦と、白人男性にレイプされるその娘の姿がクロスカッティングで描かれる。グリフィスがKKKを賛美するために使ったのと同じ手法で、ミショーは人種差別と暴力の無残さを描いたのだ。

後半はもう一人、黒人映画の草分けとして、スペンサー・ウィリアムズを紹介。低予算の黒人向け映画(監督は白人)で、コメディやエンターテイメントの製作に才能を発揮したウィリアムズだが、監督として最初に撮ったのは宗教映画『ザ・ブラッド・オブ・ジーザス』(1941)だった。地獄と天国の分かれ道をテーマとした敬虔な内容の作品だが、地獄として描かれている安酒場は生き生きと楽しそうだし、仲間と騒いでいる悪魔も魅力的だ。ウィリアムズは天国と地獄、どちらの側にいたのだろう。悪魔はブードゥーの十字路の神レグバではないのか。そういえば、「クロスロード・ブルース」で知られるロバート・ジョンソンはギターの腕前と引き換えに十字路で悪魔に魂を売ったと言われている。映画『クロスロード』(1986)では、悪魔はまさにレグバとして描かれていて・・・などと、怪しげな話で学生を煙に巻く。

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