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2015年6月23日(火)

沖縄慰霊の日。



國學院非常勤、前期第十一回目。『ジャズの誕生』をテキストとするリーディング2コマ。最初にかけることにしている音楽もネタが尽きてきた。今回はヨルバの話が出てきたので、キング・サニー・アデの「シンクロ・システム」を。アデ来日のころには、学生は生まれていない。教科書の内容では、"San Domingo (part of which later became Haiti)"のところがなかなか難しい。わからない学生には、先行詞San Domingo を関係代名詞 whichのところに入れて意味を確認するよう指導した。つまり、part of San Domingo later became Haiti 「サン・ドミンゴの一部がのちにハイチになった」となり(最終的な訳は「<一部がのちにハイチになった>サン・ドミンゴ」)、「のちにハイチの一部となった」というような誤訳がなくなる。

また、英語の単語を日本語に置き換えるとき、言語によって概念の区分けが違うことに注意するよう話した。例えば、英語ではぜんぶ riceであるものが、日本語では「稲」「米」「ご飯」となる。「稲、食べる?」なんて言われたら、なんか食べる気しないし、「あ、ご飯が稔ってる」なんて言われたら、よほどお腹すいてるのかと思っちゃうね?だから、テキストに出てくる、possession もネイティヴ・スピーカーからしたら、みんな同じ possessionっていう概念なんだろうけど、日本語にするときは、「所有」「所有物」「領土」みたいに、文脈によって訳しわけなくちゃいけない。

日本女子大非常勤、前期第十回目。ジュリアス・レスター奴隷とは』を読む。鎖につながれて歩かされる奴隷たちの行列、その具体的な様子についての事細かな描写が続く。こういう過去の体験を伝える読み物では、仔細な描写というのが大事だ。腕に食い込む手かせ足かせの重さ、冷たさ、痛みから、感覚的に伝わってくるものを捨象してはならない。細かい点も読み飛ばさずにいきたい。

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