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2015年4月13日(月)

西城秀樹、60回目の誕生日。ヒデキ、還暦!



明治学院非常勤、前期第一回目。何年もやってる授業だが、初日はやっぱり緊張する。ジェイムズ・ブラウン「セイ・イット・ラウド―アイム・ブラック・アンド・アイム・プラウド」を聞きながら、授業開始。8人の人物の写真を見て、それぞれ黒人/アフリカ系アメリカ人か、そうでないか考えさせる。そこからアイデンティティの問題に切り込んでいった。デュボイスのいう「二重意識」は、アフリカ人/アメリカ人というアイデンティティの二面性だけではなく、白人という外部からの「否定」によって二重に拘束された状況を表している。つまり、「アフリカ人」として生きようとすれば、「やはり黒人は野蛮だ」と拒絶され、「アメリカ人」として生きようとすれば、「黒人のくせに白人の真似をするな」と排除される。そうした葛藤を乗りこえ、デュボイスが主張したような統一されたアイデンティティを確立するのは容易ではない。多くの場合、ブラック・ナショナリズムを旗印に「アフリカ人/黒人」として生きるか、パッシングや同化によって「アメリカ人」として生きるかの選択を迫られることになる(デュボイス自身、パン・アフリカニストとしてガーナで亡くなった)。しかし、パッシングが黒人コミュニティとの決別を意味する一方、ブラック・ナショナリズムにも黒人コミュニティ内の差異(性差、階級差など)を抑圧するといった問題がある。そんななか、マルコムXは、一見ブラック・ナショナリズム的な言葉を使いながら、「黒人」に「第三世界」の人びとをすべて包含させることによって、問題が血のつながりではなく、支配する側とされる側の闘争にあることを明らかにした。それは、メッカ巡礼後の変化を予兆させるものであったとも言えるだろう。

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