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2014年10月28日(火)

國學院大學非常勤、後期第六回目。1限、バラク・オバマ、2008年大統領選挙勝利演説を聞くリスニング。献金や戸別訪問によって勝利に貢献したひとりひとりの支持者に感謝するとともに、リンカーンゲティスバーグ演説をひいて、「人民の人民による人民のための政府が地上から消滅していない」ことを示したと宣する。次のセクションでは、これからの政治的課題 ― 二つの戦争、財政難、教育、貧困、エネルギーなど ― を列挙し、これらの難題をともに解決していこうと呼びかける。2限、『ジャズの誕生』をテキストとするリーディング。授業の内容とはあまり関係ないが、ミッジ・ウィリアムズが1934年に来日して日本語で吹き込んだ「レイジー・ボーン」を聞きながら、授業開始。テキストは、互助組織としての「秘密結社」のルーツがアフリカにあったことを、ハースコビッツからの引用を交えつつ、明らかにする部分。

このような秘密結社は、白人の似たような組織よりもはるかに数が多かったのだが、ミュージシャンに断続的だが頻繁な雇用を提供することによって、黒人ブラスバンドの経済的基盤を築いた。なぜ、秘密結社はそんなに数が多かったのだろう?西アフリカに強力な先例がある。ダホメーのグベ(秘密結社)について説明して、ハースコビッツは次のように書いている。「アメリカの友愛団体の支部と同じような、選ばれたメンバーと儀式上の秘密を持ち、そうした集団はしばしば大勢の支持者を抱え、長い期間にわたって存続する。・・・」

日本女子大非常勤、後期第六回目。4限「アフリカ研究」。サリフ・ケイタが在籍していたアンバサダー・インターナショノー「マンジュー」の動画を見ながら授業開始。グリオの巨匠バズマナ・シッソコによる英雄譚「スンジャータ」を聞きながら、サリフ・ケイタの先祖であるマリ帝国の始祖スンジャータ・ケイタの伝説と、グリオについて話した。バッファローの子孫であるスンジャータが、紆余曲折を経て王位につくまでの奇想天外な物語は学生を惹きつけたか。さらに、「マンジュー」がセク・トゥーレに捧げられた歌であることから、強烈なアフリカ民族主義者であると同時に、独裁者としての側面もあったギニア建国の父トゥーレについて、また、トゥーレの肝いりで行われた国立バンドのコンテストで優勝したベンベヤ・ジャズ・ナショナル過去へのまなざし」、「過去へのまなざし」に歌われているサモリ・トゥーレ(セク・トゥーレの曾祖父と言われる)について話した。最後に、ベンベヤ・ジャズのダンス・バンドとしての側面を見てもらおうと、1979年、スタジオ・ライブの動画(「タマタマ」)を見た。

5限「随筆論文演習」。ハリエット・ジェイコブズの奴隷体験記。奴隷主フリントの性的嫌がらせはますますエスカレートし、リンダ(ジェイコブズの偽名)はついに逃亡を決意する。死を考えることもあったリンダだが、「フリントには法と権力がついている。私には強い決意がある。どちらの側にも力がある」と、抵抗への意志を固める。かっこいい。

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