無料ブログはココログ

« 2014年6月28日(土) | トップページ | 2014年6月30日(月) »

2016年6月29日(日)

弱腰じゃない。柔腰で行こうよ。

Dsc_0203

黒人研究の会第60回全国大会@京都キャンパスプラザ。二日目。

ジェイムズ・ボールドウィンの短編「ソニーのブルース」についての、ラシダ・K・ブラッグズ氏によるプレゼンテーションは、朗読を交えたパフォーマティヴなもの。読んでいるだけではなかなかつかみきれない、ボールドウィン作品のリズムが明らかに。

アフリカ系アメリカ人の最古の音楽形態のひとつとも言える「リングシャウト」についてのタマラ・ロバーツ氏のプレゼンテーション。観客と手拍子を実演したり、ジョージア・シーアイランド・シンガーズの貴重なビデオを流したり。さらにはリングシャウトとニューオリンズ〜カリブ海の音楽的つながり。すごく勉強になった。大収穫。あとで、手拍子のパフォーマンスに見られた複合的なリズムと、アフリカにおける狭義のポリリズムのつながりについて、個人的に質問した。

最後に、公民権法50周年をふまえて、公民権法再考をテーマにしたシンポジウム。日系の言語学者にして保守政治家だったS・I・ハヤカワと公民権運動の関わりについて話された鳥居祐介氏、日本占領時に来日したアフリカ系アメリカ人女性について話された岡田泰弘氏、『黒人の政治参加と第三世紀アメリカの出発』の作者・中島和子と公民権運動家ロバート・F・ウィリアムズの関係を中心に話された大西裕一郎氏。それぞれ、外部と運動の関わりという点に焦点を当てていたと思う。共通する問題意識として、現在まで続くものとして運動を捉える「長い公民権運動論」に対する疑問があった。ハヤカワに典型的に見られるように、ある文脈でリベラルな価値を持っていた考えが、次の時代の別な文脈では反動的なものになりうる危険性を問題にしていたように思う。

« 2014年6月28日(土) | トップページ | 2014年6月30日(月) »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73760/59924821

この記事へのトラックバック一覧です: 2016年6月29日(日):

« 2014年6月28日(土) | トップページ | 2014年6月30日(月) »

最近のトラックバック

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31