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2014年6月28日(土)

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黒人研究の会第60回全国大会@京都キャンパスプラザ

今日はアフロセントリシティの論客モレフィ・ケテ・アサンテテンプル大学教授の講演が、良くも悪くも印象に残った。アフロセントリシティというと、ユーロセントリズムの裏返しの逆差別的な主張であると考える人も多いかもしれない。しかし、アサンテ教授の考えるアフロセントリシティはそれとはちょっと違って、人種差別的な世界のなかで、アフリカ系の人びとが主体的に歴史を捉え、創造する文化的枠組ということのようだ。アサンテ教授は、他文化を見下すアフリカ中心主義(アフロセントリズム)と、アフリカ人として生きる枠組(アフロセントリシティ)を区別している。その意味では、日本人や中国人のアジアセントリシティがあり得るし、自らを「普遍」と位置づけたり、アフリカを周縁化しない限りにおいて、ユーロセントリシティもありうる。

しかし、それなら、混血はどうなるんだろうと考えていたら、萩原弘子先生がハイブリディティについて質問した。また、ジャマイカ人の質問者が自らの体験に基づいて、複合的なアイデンティティについて尋ねたが、アサンテ教授の回答は歯切れのいいものとはいえなかった。混血性の問題を問われるのは支配される側だけである、とか。アサンテ教授のいうアフリカ性は血統の問題ではなく、植民地支配や周縁化といった共有された体験であるということはわかった。でも、アフリカ的な体験といってもいろいろだからね。

学会後の懇親会、さらに海外ゲストの先生方と鴨川沿いのいわいる「ゆか」のあるお店へ。「ゆか」初体験は雨のため30分ほどで終わってしまったが、それも含めての風流。やはり、酒を飲むなら京都だ。

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