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2014年4月20日(日)

Too_much_happiness

アリス・マンローの短編集『小説のように』(Too Much Happiness、小竹由美子訳、新潮社)を読み終わった。マンローはカナダの作家で、短編小説の名手。昨年、ノーベル文学賞を受賞した。正直、短編小説というのはあまり得意ではない。マンローが登場人物に言わせているように「本の格が落ちるような気がする」からではない。物語に同化するのに時間がかかるほうなので、作品の短さと反比例して読むのに時間がかかる。そのため、流れにのりはじめたころに作品は終わってしまい、取り残されたような気がしてしまうのだ。優れた作品であればあるほどそうだ。

名手マンローの短編。ふとした出来事が思いもかけない感情を引き出し、人生の悲喜劇につながっていく。一見関連性がないようにも思えるエピソードが、背景に広がる時間と空間を感じさせる。結末には驚かされるのだが、それで終わりではない。書かれたものは、広がりの一部を切り取ったにすぎないのだ。だから、よけいに「物語に取り残された」感が強くなる。とはいえ、取り残される感覚は、必ずしも不快なものではない。登場人物の時間と空間は、ぼくのものとは違ったところで、今でも続いている。どこまでも続くということは、ときに残酷さを孕んでいるのだが。


新曲「卑屈な目をしたマリー」、とりあえず録音してみた。

卑屈な目をしたマリー
出ておいでよ
そんなところにマリー
隠れていないで

マリー マリー

何をそんなに
おびえているのさ
誰もがはじめから
ひとりぼっちのはずだろ?

マリー マリー

孤独な目をしたマリー
どこにいったの?
こんなところでマリー
会えるはずもないけど

マリー マリー

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