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2014年2月10日(月)

Negro

ダニー・ラフェリエールニグロと疲れないでセックスする方法』(Comment faire l'amour avec un nègre sans se fatiguer、1985、立花英裕訳、藤原書店、2012)を読み終わった。主人公の「おれ」はカナダのモントリオールに暮らす黒人男性。愛用のタイプライターで作品を書き、作家として成功することを夢見ている。世捨て人然としたイスラム教徒の同居人ブーバとともに、むさ苦しいアパートでジャズを聞いたり、形而上的な議論に時間を費やしたり、黒人に興味を持つ名門大学の白人女子学生を連れ込んだりする。何人もの白人女性とセックスをしながら、「おれ」は自分が黒人であることを意識せずにはいられない。

ハイチ出身のラフェリエール自身、1976年、デュヴァリエの圧制を逃れ、モントリオールに亡命、下積み労働者として働きながら成功をつかんだ経緯がある。自伝的作品で成功を収める(という妄想の?)エンディングも含め、自伝的作品と言っていいだろう。最近、村上春樹ばかり読んでいるせいか、「おれ」とブーバの関係が、どことなく『風の歌を聴け』の「ぼく」と鼠に重なって見えてしまった。ラフェリエールは相当の親日家で、作品のなかにも三島由紀夫や日本風の屏風が登場するくらいだから、まったく無関係とも言い切れない。


OGS・LIVE ACO NIGHT vol60@新大久保 CLUB VOICEに参加して、3曲歌ってきました(+セッションのブルースで奇声を発しました)。「かわいい子猫ちゃん」では、双子の兄・三上さんにネクタイ型ウォッシュ・ボードでサポートしていただきました。にゃんにゃん。

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