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2013年5月27日(月)

明治学院非常勤、前期第五回目。テレビ映画『ルーツ』の続きを見る。南部のプランテーションに買われていったクンタ・キンテは逃亡を図るが失敗。縄で吊るされ、鞭打たれる。名前を問い質す奴隷監督に「クンタ・キンテ」と答え続けたクンタだが、痛みに耐えかねついに主人に与えられた「トビー」という名前を口にし、赦される。教育係の奴隷フィドラーが駆け寄り、苛立たしげに縄を解きながら、「白人はお前に勝手な名前をつけた。だが、お前はいつだってクンタ・キンテだ。忘れるな」と語りかける。涙なくしては見られないラスト・シーン。上映が終わり明かりがついたら講師がひとり号泣している・・・というシュールな状況を避けるため、涙を堪えながらアフリカ系アメリカ人にとっての名前の問題について少し話した。奴隷たちは主人の苗字で呼ばれた。そんな奴隷主の名前を拒否して、もはや確かめようがないアフリカ時代の名前の代わりに未知数を表すXを使おうといったのが、マルコムXが所属していたネイション・オヴ・イスラムだ。こういう例はアフリカ系アメリカ人だけの話じゃない。日本韓国・朝鮮の歴史でも創氏改名ってことがあって・・・(木島始さんの『詩・黒人・ジャズ』から、学生時代、「共田くん」こと黄寅秀さんに在日であることを打ち明けられたときのエピソードを紹介)。最後に、ジュリアス・レスター奴隷とは』から、農場における奴隷たちの生活ぶりを物語る証言をいくつか取り上げた。

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