無料ブログはココログ

« 2013年1月7日(月) | トップページ | 2013年1月9日(水) »

2013年1月8日(火)

國學院非常勤、後期第十四回目。テストを残して講義は最後。最後に聞いたのは、第一次世界大戦の黒人部隊で軍楽隊を指揮したジム・ヨーロッパの楽団。時代は少しあとになるが、パレード音楽の流行をイメージして欲しかったのだが、最後まであまりジャズっぽくない音楽ばかりかけていたな・・・『ジャズの誕生』続き。オルムステッドの優秀さの基準はヨーロッパのものであり、彼がここで語っているのは解放奴隷や家内奴隷によって演奏されるヨーロッパの行進音楽である。南北戦争が終わるまで、プランテーションで働いていた野外奴隷にそんな機会はなかった。しかし、そうした機会が訪れたとき、あまり薄められていない西アフリカの影響を持ち込み、それが決定的な違いを生み出した。

日本女子大非常勤、第十四回目(最終日)。最後は東アフリカで。東アフリカの音楽として、まずはタンザニアのリンバ奏者=フクウェ・ザウォセを紹介。だいぶ前にニュースステーションに渡辺貞夫さんが出て、ザウォセの生活と音楽を紹介したビデオを流した。仲間たちとゆったりとした生活を送るザウォセと日本のわれわれとどちらが幸せなのか。ビデオには当時タンザニアでザウォセ・ファミリーと暮らしていた伊藤宏子さんも登場。ザウォセにはその伊藤さんをはじめとして、サカキマンゴー小池龍一など日本人の弟子もたくさんいて、それぞれに個性的な活動をしている・・・と紹介。マンゴーさんが鹿児島弁で歌う「浜へ」を聞いた。音楽では他に、ベンガ・ビートのD・O・ミシアーニ、ザンジバル~タンザニアの混血音楽ターラブ、さらに、本来は女性は演奏することが許されないケニア・ルオ人の弦楽器ニャティティを習得し、さまざまな形態で演奏活動をしているアニャンゴこと向山恵理子さんの音楽を紹介した。

文学の分野では何といっても、この人、グギ・ワ・ジオンゴ。英語による小説・戯曲から出発しながら、「精神の植民地化」を嫌って母語であるキクユ語による創作に転じ、やがて共作者のグギ・ワ・ミリやカリミズ村の人びととともに民衆演劇『したいときに結婚するわ』をつくりあげたこと、その活動をケニア政府に疎まれ政治的拘禁の憂き目に合い、のちのクーデターで帰国を阻まれたことなど、グギの歩みを簡単に紹介。2000年に京都精華大学の学会で遭遇したときの個人的体験に触れたあと(写真↓)、『したいときに結婚するわ』の内容を紹介した。そのなかで、ケニア土地自由軍、いわいるマウマウ団にも触れた。

Ngugis

« 2013年1月7日(月) | トップページ | 2013年1月9日(水) »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73760/56554742

この記事へのトラックバック一覧です: 2013年1月8日(火):

« 2013年1月7日(月) | トップページ | 2013年1月9日(水) »

最近のトラックバック

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30