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2012年9月6日(木)

ジンバブウェ滞在2日目。レジ、アンジー、車を貸してくれているメンディと、サモラ・マシェル通り沿いに移転したブック・カフェにパフォーマンスを見にいった。ブックカフェは2年前まではファイフ・アヴェニューにあるショッピング・センターの2階に、おそらく経営者が同じマネンバーグというジャズ・クラブと向かい合わせで営業していた。音楽からコメディ、詩の朗読まで、さまざまなパフォーマンスを提供しているレストラン&ライブハウスである。サモラ・マシェル通りに移転後、マネンバーグはブック・カフェに統合される形でなくなったらしい。比較的安全な場所なので、これからハラレに行ってみようという人にはまずおすすめできるスポットだ。この日の出演は、ダイアナ・サムカンゲとジョシュ・メック。両者とも聞いたことのない名前だが、素晴らしかった。

しばらくバンドだけの演奏が続いた後、ニョンガニョンガと呼ばれる小型のムビラ(親指ピアノ)を持ってダイアナ・サムカンゲ登場。2人の女性コーラスと力強いハーモニーを交えてムビラの伝承曲「ネマムササ」(動画)を披露。三声の女性コーラスっていうのが新鮮で、聞き惚れる。サムカンゲはつねに親指ピアノを弾いているわけではなく、曲調も南アフリカの音楽に近いようなものが多いのだが、とにかく、その力強い歌声に圧倒される。コーラスとのからみも見事だ。途中、だんだんテンポアップしていく長い曲(動画)があって、スリリングな展開にしびれた。あとで会場で売られていたCDを聞くと、南アフリカ的な音楽とアーバンなR&Bを合わせたようなスタイルで、この日のパフォーマンスとはだいぶイメージが違った。R&B的なものから始まって、徐々にローカル色を強めている、ということなのだろうか。

続いて登場したジョシュ・メックは、銀ラメのスーツにガットギターを抱えて、「ジンバブウェの伊達男」といった印象。コーラスをつとめるのは、ダイアナ・サムカンゲでもコーラスをしていた女性だ。憂いのある、洒落た感じの音楽にのせて二人で軽いステップを踏み、観客の心をつかんでいく。うむ。かっこいい。曲によっては、メック自ら六弦ベースを弾きながら歌うこともある。ジンバブウェには今までも、こういう憂いを含んだギター弾き語りの延長線上にある音楽があったのだが(亡くなったサム・ムツクジなんかもそうかもしれない)、ここまでショーとして完成されたものを見たのは初めてだ。会場で手に入れたCDはちょっと憂いに流れすぎている感じもしたが、ステージではそこに不良っぽい、危険なアニキ的なイメージが重なって、ぼくのなかの乙女な部分をウルウルさせる。

サム・ムツクジ、アンディ・ブラウントンガイ・モヨ・・・才能あるミュージシャンが次々に亡くなり、巨匠オリヴァー・ムツクジは引退を宣言、先行きが危ぶまれたジンバブウェ音楽だが、若い才能が次々に姿を現していることを確認できた一日だった。

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