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2012年6月26日(火)

國學院非常勤、前期第十一回目。前回、物語詩としての「バラッド」は「バラード」のもとになった言葉だけど、今の「バラード」とは違う・・・と説明したのに、やはり混同している人がいたので、ドク・ワトソンの歌うマーダー・バラッド「オミー・ワイズ」を聞いた。恋人を川に突き落として殺してしまうマーダー・バラッド。血なまぐさい事件を自分たちにも起こりうる事件として淡々と語っていくところが、おどろおどろしい演出が施された現代日本の報道番組とは違うところで、かえって凄味がある・・・引き続き、リロイ・ジョーンズ『ブルース・ピープル』を読む。奴隷たちが歌っていた歌のなかには、主人の前では歌わないほうが賢明な歌詞がついたものもあっただろう。しかし、小さな農場やシェアクロッパーの区画地からは、比較的自意識が弱かったに違いないと思われるワークソングだけではなく、労働と必ずしも関係がなくても、労働にインスパイアされていなくてもいい歌やシャウトの形式も生みだされた。誰もが自分自身の歌やシャウトの形を持っていた ― 歌うべき人生を。2番目の文は、リロイ・ジョーンズらしい、慎重に自分の言わんとすることを区切るような持って回ったいい方。文法的難しさでは、今期のハイライト。

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