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2012年2月9日(木)

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ビルボードライブ東京で、ジェファーソン・エアプレインホット・ツナのギターリスト=ヨーマ・コウコネンのライブを見た。バリー・ミターホフ(マンドリン)とのデュオで、フィンガー・ピッキング・ギターと渋い歌を堪能した。

ジェファーソン・エアプレインが好きだ。5人の不細工な男と美女をのせた飛行機は、ヒッピー文化の美しいところもだめなところも抱えこんだまま空中分解し、一方は宇宙へと高く舞いあがり、一方はブルースの大地へと不時着した。言うまでもなく、飛翔組がジェファーソン・スターシップであり、不時着組がヨーマとベースのジャック・キャサディを中心に結成されたホット・ツナだ。ちなみに、黒人バイオリン奏者のパパ・ジョン・クリーチが、両者で重要な役割を果たしていた。ぼくは遅れてきたファンなので、ジェファーソン関係者を生で見るのはこれがはじめて。すっかりおじいちゃんになってしまったヨーマだけど、人のよさそうな、素朴な田舎のあんちゃん的な風貌をどこかに残していた。

ホット・ツナの新作もそうだったけど、ヨーマの演奏はますます円熟味を増している。何気なく弾いているようでいて、ひとつひとつの音が丁寧で、何よりリズムが的確だ。ミターホフは肩紐やマンドリンの位置を直したりしてときどき演奏をサボるのだが、ギターが安定したウォーキング・ベースを鳴らし続けているのでグルーヴが途切れない。ブルースやブルーグラスを基本にした演奏のなか、ハイ・ポジションのオープンコードが緊張を解き放つ瞬間があり、サマー・オブ・ラブの残照を感じさせる。アンコールで「エンブリオニック・ジャーニー」もやってくれ、ジェファーソン・チルドレンのひらげも大満足。見に行って良かった。

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