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2009年6月27日(土)

2009_06_27shinpukusaikan京のラーメン:「新福ラーメン」@河原町『新福菜館』河原町店
京都に来たら、とりあえず『新福菜館』に行かなくては。毎回たかばし本店では能がないので、今日は河原町店にしてみた。そんなにしょっちゅう食べているわけではないので気のせいかもしれないが、本店よりも苦味が強くコクは少ないような気がした。もちろん、十分美味しいのだが、やっぱり次回は本店で食べよう・・・★★★+

夜行バスで京都へ。誰もいなくなった車内で運転手さんに起される。「お客さん、まだいたんですか!?」 揺れるバスのなかでここまで熟睡できる才能・・・というか無神経さを与えてくれたことを両親に感謝したい。

Fanon_che_wilkins黒人研究の会・第55回全国大会@京都キャンパスプラザ。今回のテーマは「アメリカ新大統領誕生の背景と意義を考える」。黒人研究の会設立当時には、想像すらできなかったであろう黒人大統領の誕生という歴史的出来事を受け、同志社大学からファノン・チェ・ウィルキンス先生、また長くオバマを取材してきた在米ジャーナリストの佐藤美玲さんを招いて、お話をうかがった。

ウィルキンス先生の講演は、MYBO(MyBarrackObama.com)のようなインターネットを通じた草の根の運動がオバマの大統領当選やコミュニティ活動一般において果たしてきた役割を、ポール・ギルロイが『ブラック・アトランティック』で用いたフラクタルといった概念を援用しながら明らかにするものだった。コミュニティのニーズをくみあげるための装置としてインターネットのような情報技術が欠かせないものになっているということはわかった。ただ、そうした技術が進めば進むほど、そこにアクセスできる人たちとできない人たちの格差が広がっていくのではないか・・・という疑問は残った。例えば、アフガニスタンやイラクのような国でインターネットを利用できる人はごく一部にすぎないはずだ。アメリカ国内のネットワークが相互的で複雑な図形を描くようになればなるほど、そこから排除された人びとの実像はフラクタルな図形の外の出来事として、せいぜい間接的にしか認識されなくなるのではないだろうか。そして、コミュニティ活動を最も必要としている人たちの多くは、そうした新しいネットワークにアクセスできないところにいる・・・乏しい英語力で必死に話の筋を追いながら、そんなことを考えていた(最初の数分間を聞き逃したこともあって、完全に理解したという自信はありません。ここに書いたのは講演に対するコメントというよりも、先生のお話を聞きかじってぼくが勝手に考えたことだと思ってください)。

佐藤美玲さんは在米ジャーナリストとしての経験を踏まえて、オバマの何が、人種を超えたアメリカ国民の心をとらえたのかについて語った。メッセージの一貫性、自発的で多様な草の根組織、ウィルキンス先生が詳しく述べていたようなテクノロジーの力、オバマ本人の指導者としての新鮮さ・・・といった要素に加え、白人の母とケニア人の父の間に生まれ、ハワイとインドネシアで育ったという「曖昧なアイデンティティ」が、オバマを「人種を越えた候補」にしていたことはやはり大きい。一方で、オバマ自身は自ら「人種を越えた候補」と名のることはなかった。ミドル・クラス的な出自や中間航路を共有していない(元奴隷でない)ことは黒人支持層を失う危険を孕んでいた。しかし、当初距離を置いていた黒人組織のバックアップをとりつける一方で(この点でミシェル夫人の役割は大きかったのだろう)、「黒人候補」だからダメだというネガティヴ・キャンペーンをはねかえして、オバマは大統領選挙に勝利する。これは、多くの人びとがアメリカが人種が問題でない国になるという希望をオバマに託した結果であったと言えるだろう・・・

ぼくが気になったのは、曖昧なアイデンティティがアメリカに結束をもたらすだけなら、それは危険ですらありうる・・・ということだった。オバマが解決しなかればならないのは、アメリカの国内の分裂だけではない。アメリカと他の国ぐにとの関係、とりわけイラクやアフガニスタンにおける米軍の存在が新大統領の肩に重くのしかかっている。こうした問題を解決できないなら、結束したアメリカがますます内向きになっていく可能性だってある。その点でオバマがどんな戦略をとろうとしているのか、ぼくにはまだ見えてこないのだ・・・と思い、質問に立った。佐藤さんは、オバマ支持者の多くが9・11地球温暖化問題をきっかけとして、自分たちの国がいかに嫌われているかに気づき、世界から孤立することに危機感を感じていると言う。その上で、オバマは多くの人が思っているほどラディカルな候補ではないと指摘した。むしろ、いろいろな力関係のなかでバランスをとっていくタイプの政治家だ。それはその通りだと思う。だからこそ、アメリカの外にいるぼくたちも、オバマに期待するだけではなく、アメリカの政治がどの方向に向かうか監視しつつ、場合によってはオバマ政権に圧力をかけていかなければならないのだと思う。

懇親会でジャズやブルースの話をしながらひとしきり飲んだ後、今年から京都精華大学で教鞭をとっている大学時代の同級生、エースことヤスダくんと河原町で飲んだ。川沿いにあるカウンターと2人がけの席ひとつだけの小さなお店で、季節の料理に舌鼓を打ちつつ、話に花を咲かせた。うーん、酒を飲むならやっぱり京都だねぇ・・・いろいろ話したけど、慣れない土地で困難な仕事に取り組んでいる友人を見て、誇らしく思った。ぼくもがんばらなくちゃ。しこたま飲んだ後、エースの家に泊めてもらった。そのまえに、どうしてもと勧められたので、一日一ラーメンの禁を破って今日二杯目のラーメンを食べた。

2009_06_27takumi今日二杯目のラーメン:「チャーシューメン(800円)」@出町柳『中華そば たく味』
おそらく『第一旭』あたりからはじまって発展した関西独特のとんこつ醤油。こういうラーメンは京都や神戸にはたくさんあるが、関東で食べようとすると、ぼくの知っている限りでは明大前に一軒あるぐらいでなかなか見かけない。すすめられてチャーシューメンにしたが、その迫力に圧倒される。ネギもたっぷり。なかなかおいしい・・・★★★+

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