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2009年3月31日(火)

2009_03_31今日のラーメン:「釜玉麺(800円)」@横浜『麺屋 維新』
讃岐うどんの「かまたま」を意識した限定メニュー(新宿『風雲児』にも同じようなメニューがあるが、未食)。平打ちの縮れ麺に生卵がのっており、そこに魚だしの強く出たタレをかけて食す。タレだけなめてみるとかなり濃い目だが、卵と合わさると実にまろやか。さすがに完成度が高く、「これってラーメン?」という疑問も吹き飛ぶ・・・★★★★

アシッド・フォークレコード・ガイドなどという世にも珍なるものがあったので、思わず買ってしまった。フレッド・ニールティム・ハーディンに混ざって、ニールやボブ・ディランに絶賛されながら生前2枚のアルバムしか残さなかったカレン・ダールトンという女性シンガーが取りあげられていた。

うーん、知らない・・・

知らないのは悔しいぞ。それに何だか気になる。ジャケットもいいし、ニック・ドレイクが「悲しみの味わい方を心得てる」と評した、なんて話もできすぎている。聞いてみたい・・・

まさかと思ってYouTubeを探してみたら、あった!エルモア・ジェイムスの「イット・ハーツ・ミー・トゥ」を淡々としたカントリー・ブルースにして歌っている。高音でひしゃげたり、かすかに震えたり、低音をまさぐったりする声が、台所に入ってこいと誘うロバート・ジョンソンのような切なさだ。たまらん。

・・・というわけで、CDを注文した。

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2009年3月30日(月)

Suzys2009_03_30_2
中山の琉球居酒屋『舞天』にスージーズを聞きにいった。今日は家族づれのお客さんがいて、楽しいリズムに子供たちも大喜び。ちょんちょんキジムナーは保育園でブームになることでしょう。久しぶりにカチャーシーを踊ってスッキリ。もう少し暖かくなったら、部屋の窓を開け放って、島唄を聞きながらお酒を飲もう。

演奏後、「足テビチの女」をひっさげて本場沖縄の『新唄大賞』に挑んだ田所ヨシユキさんの話や、舞天ママさん(美人だけど、強烈キャラ)の上京話などを聞く。いろいろなシガラミはあるにせよ、次々と新しい「民謡」が生まれる沖縄ってやっぱりすごいなぁ・・・民謡の協会・保存会がプロレス団体のように分裂しているのも、逆にいえば正統を争ってつぶし合うわけではないというところが沖縄らしいのかも・・・

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2009年3月29日(日)

日曜洋画劇場』(テレビ朝日)で『相棒―劇場版 絶体絶命42.195km』(和泉聖治監督、2008)を見た。テレビCMでピックアップされた右京のセリフがひっかかっていたのだが、やっぱりそういう内容だったか。この10年ぐらい大人として日本に暮らしていれば身に憶えがあるはずの悲劇。娯楽映画ではなかなか扱いにくいテーマだが、安易な結論を出さないところが、決してメデタシメデタシでは終わらないこのドラマらしい。スケールの大きさを求めるあまりテレビ版の軽妙さが失われていたらイヤだなーと思っていたのだけれど、そんなこともなかったし。チェスの盤面を使ったトリックや二転三転する展開も目が離せなかった。もう一度、見てみたい。

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2008年3月20日(金)

新しい携帯電話が送られてきた。二度と失くさないと誓う。

カセット・テープを整理していたら、タイで「プアチウィット(生きるための歌)」といわれる分野の音楽を代表するグループ=カラワンの傑作『BAN NAA SATUAN』(1982)が出てきた。タイへのスタディ・ツアー以来出入りしていた國學院大學の教育学研究室にあったカセットをダビングさせてもらったのだが、いつの間にかどこかに紛れ込み、失くしたものとあきらめていた。カラワンのアルバムはちょっと探せばいくつか手に入るのだが、よりによって『BAN NAA SATUAN』は現在、ほとんど手に入らない。嬉しくて、すぐにPCに取り込んだ。

収録されているのは代表曲「ドゥアン・ペン」をはじめとする佳曲ばかりだが、なかでもバンド名と同じタイトルの「カラワン」(キャラバンのタイ語訛り)がすごい。組曲的な展開といい、夢見るような浮遊感・高揚感といい、このバンドの最高傑作といっていいだろう。この曲が好きで、ライブ盤などに入っているヴァージョンをいくつか聞いてみたのだが、どれを聞いてもオリジナル・ヴァージョンに遠く及ばない。特に、揺らぐようにフェイド・アウトしていくエンディングがカットされていたりするのがつらい。そんな別ヴァージョンに裏切られながら探し求めていたオリジナル・ヴァージョンが、カセットの山のなかから思いがけず顔を出した。ここ数日の欝な気分もすっ飛んだよ。

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2008年3月18日(水)

新しい携帯電話を買うつもりでドコモ・ショップに行った。すると、保険に入っているので8000円ほどで同じものを送ってくれるという。なんと。さっそく手続きを取る。

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2009年3月15日(日)

今年で首都大を離れられる加藤先生の送別会のため、新宿で飲む。また朝まで飲み明かす。年のせいか愚痴っぽくなる。忘れ物をしないように手ぶらでいったのに、携帯電話をなくした。もろもろ、深く反省する。

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2009年3月14日(土)

大学時代の同期でいっしょにバンドをやっていたイマムラさんと、サークルの先輩でドラマーのアゲノさんの結婚式。学生時代は気配もなかったのに、この数ヶ月であっという間に結婚を決めてしまった二人を見ていると、幸せって意外とすぐそばにあるのかもしれない・・・などと思ってしまう。式後、懐かしい仲間と飲みに行く。最後まで残った4人で朝まで飲み明かした。

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2009年3月12日(水)

都立大出身者の就職祝いのため、新宿で飲む。後輩のN川くんにからむ。ごめんね、N川くん。

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2009年3月11日(水)

2009_03_11ishin今日のラーメン:「つけソバ(750円)」@横浜『麺や 維新
太めの平打ち麺はよく縮れていて、コシもある。さすがに美味い。基本の味は和風のはずなのだが、どこか洋風な感じがするのは器のせいか、つけ汁にねぎ(?)が溶け込んでいるせいか?味はちょっと甘めだが、美味しい。ここは普通のラーメンが美味いのでどうしても比べてしまうが、けっこう美味い・・・★★★+

日本時間21:30、現地時間14:30
レジからメールがあり、南アフリカとの国境まで来たものの、まだジンバブウェ側におり、明日また南アフリカからメールするとのこと(これまでの経緯については3月8日の日記参照)。短いメールですが緊迫感のある内容ではなかったので、ひとまずほっとしました。

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2009年3月10日(火)

2009_03_10noa今日のラーメン:「背油醤油ラーメン(800円)」@神保町『背油醤油 のあ』
以前渋谷にあったお店が神保町に移転。怪しげな店構えと圧倒的な量は相変わらず。背油醤油というとスープは意外とアッサリしているものも多いが、ここはコッテリしている上に山芋のようなとろみがある。麺も多いが、特筆すべきはチャーシュー。大きな塊が丸ごと二つ、ぼこぼこと入っている。味は悪くない・・・★★★+

ジンバブウェの状況はなかなかつかみにくい。ジンバブウェを出て南アフリカに行くことに決めたレジナルドくんは「あちこちで暴力沙汰が起きている」と言っていたのだが(昨日の日記参照)、ジンバブウェ訪問中の知人によれば街は平穏だということで、騒乱状態のようになっているわけではないようだ。ただ、レジ一人なら収入を求めて何度もボツワナや南アフリカに行っているが、家族も連れて1ヵ月も・・・というのは今までにないことだ。かなりピリピリするものを感じているのだろう。

ツァンギライは衝突は「事故」だったと語っている。陰謀説を強調して対立を煽ることがかえってムガベ派の思う壺だとわかっているからだろう。ただ、ツァンギライ派の人たちがそれを信じるかというと話は別だ。ツァンギライが首相になって、経済的にも政治的にも安定すると期待していた矢先だっただけに、交通事故は(特にツァンギライ派の人たちにとって)衝撃的な出来事だったのだと思う。ツァンギライの一日も早い復帰が望まれる。

コレラも一時期ほどの勢いはないにせよ、累積患者数は確実に増えている。 考えてみれば、赤十字などの援助によって一時的に下火になっても、下水設備などの根本的な問題が解決されない限り、状況が再び悪化するのは目に見えている。

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三軒茶屋Heaven's Doorゆっくりりのライブを見た。バンドとしてもますますまとまってきて、ぐいぐい引き込まれる。桔梗のアコースティック・ヴァージョンのような形ではじまったゆっくりりだが、4月9日には同じHeaven's Doorで桔梗も久しぶりのライブがある。楽しみ。

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2009年3月9日(月)

2009_03_09togashi今日のラーメン:「山形ラーメン(醤油)(650円)」@天王町『すし割烹 冨がし
近所にある割烹料理のお店だが、夜の部でラーメンも出している。穏やかなスープは派手さはないが、じんわりとうまい。チャーシューは分厚く食べ応えがある(しかも一枚サービスしてくれた)。縮れた平打ち麺はコシが強く、ぷるぷるとした食感がたまらない。美味しかったです・・・★★★

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2009年3月8日(日)

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昨夜、酔ったいきおいで、ジンバブウェのレジナルドくんに電話をした。何度電話してもつながらなかったのに、今回はすんなりとつながった。レジは久しぶりに話せたことに喜びながらも、「大事な話があるから素面のときにもう一度電話してくれないか」と言う。レジがこんなこと言うのは珍しいことなので、今日改めて電話してみた。

ジンバブウェは予想通り、ツァンギライの交通事故をめぐって大混乱に陥っている。ムガベ派とツァンギライ派が衝突し、あちこちで暴力沙汰を起こしている。子供を抱えてこのままジンバブウェに留まっているのはあまりにも危険なので、家族を連れて南アフリカに脱出するつもりだという。レジほど自分の生まれた土地を愛している男はいない。そのレジがジンバブウェを離れようと言うのだ。

南アフリカでも次々と押し寄せるジンバブウェ難民に対する反発が高まっている。出国も楽ではないだろう。何だかんだけちをつけられて、警官にお金を巻き上げられるなんてことはもちろんのこと、命の危険だってあるかもしれない。それでも、レジは南アフリカ行きを選んだ。それほどジンバブウェの状況は切迫しているのだろう。とりあえず、1ヶ月ほど緊急避難するつもりらしいが、状況によってはいつ帰ってこれるかわからない。

南アフリカに到着したら、新しい連絡先を知らせると言う。火曜出国予定。とにかく、無事を祈りたい。

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2009年3月7日(土)

2009_03_07santouka今日のラーメン:「山頭火つけ麺(800円)」@横浜『らーめん 山頭火』横浜店
『山頭火』のつけ麺ということで、どんなものなのか食べてみた。きゅっと水でしめたコシのある中太麺・・・というのは最近の流行りとも言えるもので独創性はない。つけ汁はラーメンのスープを基本にしたものだと思うが、ちょっと塩辛すぎません?スープ割りしたらそれなりに美味しいスープだったのだけれど・・・★★★

朝一番でとんでもないニュースが入ってきた。ジンバブウェの首相モーガン・ツァンギライの乗った車が6日、首都ハラレ郊外でトラックと衝突、同乗していた夫人が死亡したという。ツァンギライは野党MDC(民主改革運動)の党首として、ムガベ政権に抵抗してきた人物。昨年3月の大統領選挙で多数を得たものの、選挙結果をめぐり与野党の対立が激化。先月、ムガベが大統領、ツァンギライが首相に就任し、連立政権がスタートしたばかりだった。

真相はわからないが、ムガベ派がやってきたことを考えると、単なる交通事故であると言われて「はい、そうですか」と納得するわけにはいかない。ツァンギライの命に別状はないらしいが、亡くなった夫人の冥福を祈りたい。こんなことで時代の流れはとめられない・・・そう願いたい。

Ichyari
イチャリバーズ横浜おきなわ亭。今日はシーサーさんがキューティーハニーに変身したりして(写真はハニーフラッシュの瞬間)、いつもにも増して楽しいステージだった。マッシーさんのつくるメロディーは、ぼくがつくったらマイナーなほうへいきそうなところで、メジャーな展開をする。そこが気持ちいいんだと気づいた。こんなにお腹を抱えて笑ったのも久しぶりなら、こんなにじんとさせられたのも久しぶりだ。すごく元気が出た。ぼくもこんな風に人を元気にするような音楽がやれたらいいな・・・と思った。

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2009年3月6日(金)

2009_03_06satsuki今日のラーメン:「さつき麺 冬(850円)」@天王町『麺坊 さつき
冬の限定メニューはカレー風味。とはいっても、ラーメンの上にカレーがのっているような野蛮なものではない。見た目は普通のラーメンなのに、強いカレーの香が漂う。それでいて、豚骨醤油のスープも死んでいないので、ラーメンとしてのバランスは保っている。ネギも合っているような気がする・・・★★★+

カントリー・ジョー&ザ・フィッシュをCDで買い直している。60年代のロックに夢中だった高校生の頃、ジェファーソン・エアプレーンジャニス・ジョプリンと並んで好きだったのが、このバンドだった。顔にお花の絵を描いてメロメロにトリップしたインスト「セクション43」を演奏するモンタレー・ポップ・フェスティヴァルでの姿や、観客を巻き込んでベトナム戦争に対して「ファック」を連呼し、「俺たちなんのために戦ってるんだ?」と「フィール・ライク・アイム・フィクシング・トゥ・ダイ・ラグ」を歌うウッドストックでのステージは、忘れようにも忘れられない。リーダーのカントリー・ジョー・マクドナルドウディ・ガスリーに捧げるソロ・アルバムを出しているぐらいだから、もともとはカントリー~フォークの人なんだろうけど、ルーツ・ミュージック的な土臭さを保ったまま、すっかりサイケに出来上がっているところが他では得られない魅力。ファースト・アルバム冒頭の「フライング・ハイ」もブルースっぽいギターではじまって、イマイチこなれない演奏はどろどろに泥臭いのだけれど、いつの間にかこの世のものではない世界にトリップしている。泥沼に足を取られたまま、みぞおちだけフワフワ浮んでいるような、妙な心地よさ(悪さ)。で、改めて歌詞を読んでみたら、まさにそのまんま東だった。いろいろ裏の意味がありそうなんで難しいけど、試しに訳してみよう。

ロスのフリーウェイで立ち往生
雨水がブーツの中まで入ってくる
親指は凍え つま先は感覚がない
打ち捨てられたような気持ち
車輪が水をはね ギターもびしょ濡れ
ミスター・ジョーンズは手も貸してくれない
キャデラックに乗ったやつらが二人やって来て
「乗ってく?」だってさ
ぼくは高く飛んでいく
どこまでも どこまでも

運転しているほうは山高帽
もう一人はトルコ帽をかぶっていた
やつらが車の向きを変えニヤリと笑ったので こちらもニヤリ
でも言葉は出てこない
そこでぼくはブルース・ハープを手に取り 一曲やった
そしたら気に入ってもらえたみたいで
トルコ帽のやつが振り返り
「あんたの旅を助けてやりたいな」だって
ぼくは高く飛んでいく
どこまでも どこまでも

やつは「雨のなかに残していくわけに行かないだろ
凍え死んでしまうかもしれないよ
飛行機にのせて
家まで送ってやろう」だってさ
二人はぼくをロスの空港に連れて行き
20ドル握らせた
それで料金を払って 空を飛んで
家まで帰ってきたのさ
ぼくは高く飛んでいく
どこまでも どこまでも

何だよ、無計画な旅の話じゃないか、という人は帰ってください(笑)。もちろん、「旅」は「トリップ」だし、「ハイになって飛んでいく」って言うんだから、時代背景を考えればLとSとDの話に決まってる。雨のフリーウェイに立ち往生していた泥沼の状態(ベトナム戦争の泥沼を連想させる部分もあったかもしれない)から、あっという間に空高く舞上がるところがこのバンドらしい。で、最後には「え?飛行機にのって帰った話だよ?」というオチがつく(というより、摘発を恐れての言い訳か)・・・やっぱり、好きだなぁ。

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2009年3月5日(木)

2009_03_05atsu今日のラーメン:「ラーメン(490円)」@相模原『めん屋 篤』
リバティグルメプラザ笑福門内。以前同じ場所にあった『ぎょうてん屋』の系列らしく、どんぶりもそのまま使っている。「ラーメン」は煮干が強烈に出ており最初は好印象なのだが、苦味や酸味、雑味まででてしまっている。ぼくは意外とこういうのも食べてしまうのだが、ダメな人はダメだろう。麺はコシがあるというよりゴムみたい・・・★★★

P1060582
「は」?

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2009年3月4日(水)

2009_03_04toutouken今日のラーメン:「ラーメン(600円)」@関内『唐桃軒
すごく久しぶりに『唐桃軒』に行ってきた。あっさりした醤油ラーメンで、ほんのりと野菜(シイタケ?)の風味が残るところが魅力。自慢のチャーシューは肉厚で、ラーメンに良くあう。細麺もプチっとしたコシがあってけっこう美味い。インパクトはないが、安心して食べられるラーメンだと思う・・・★★★+

Img197_2越智道雄・町山智浩『オバマ・ショック』(集英社新書、2009)を読み終わった。オバマ政権誕生に至る経緯をニューディール政策に代表される「大きな政府」とレーガノミックス的な「小さな政府」の間を行き来する政治サイクル、製造業が海外に流出するなかで投機に対する規制が緩められた結果起こった住宅バブルとその崩壊、さらに「地道で質朴な開拓者」という自己イメージにもかかわらずアメリカ人がずっと持ち続けてきた投機的な性格・・・といった文脈から説きおこす。オバマがバカ息子ブッシュによって崩壊したアメリカを再生できるのかどうか、アメリカの路線を追いかけている日本も他人事ではない。「初の黒人大統領」に対する期待が高まる一方で、困難な状況を早期に打開できない場合、最初にそっぽを向くのは他ならぬ「黒人」=「アフリカ系アメリカ人」ではないか・・・という指摘はその通りだと思った。また白人の抱くオバマのイメージがバックグラウンドのない黒人(ということは、つまり白人が罪の意識を抱かずにすむ黒人)が白人の危機を救う「マジック・ニグロ」という文化的類型 ― バックグラウンドがないという意味では、例にあげられていた『夜の大走査線』や『ドライビング・ミス・デイジー』よりも、『野のユリ』のほうがより当てはまると思う ― であるという話(155)も納得(デヴィッド・アーレンシュタインという記者が「ロサンゼルス・タイムズ」に書いた「オバマ・ザ・マジック・ニグロ」という記事が元ネタ。オバマ人気を揶揄する「バラク・ザ・マジック・ニグロ」という歌もある)。ということは、白人もまた「マジック」に裏切られたと思ったとたん、オバマに背を向けることになる。ともあれ、さまざまな文化的背景を持ったオバマはどのエスニック・グループにも階級にも属することのできない「絶対的他者」であり、だからこそ大統領になれたということは確かで、そこに彼の強みも危うさもあるのだろう。対談形式で字も大きいのですごく読みやすかったけど、示唆に富む本だった。

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