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2009年3月4日(水)

2009_03_04toutouken今日のラーメン:「ラーメン(600円)」@関内『唐桃軒
すごく久しぶりに『唐桃軒』に行ってきた。あっさりした醤油ラーメンで、ほんのりと野菜(シイタケ?)の風味が残るところが魅力。自慢のチャーシューは肉厚で、ラーメンに良くあう。細麺もプチっとしたコシがあってけっこう美味い。インパクトはないが、安心して食べられるラーメンだと思う・・・★★★+

Img197_2越智道雄・町山智浩『オバマ・ショック』(集英社新書、2009)を読み終わった。オバマ政権誕生に至る経緯をニューディール政策に代表される「大きな政府」とレーガノミックス的な「小さな政府」の間を行き来する政治サイクル、製造業が海外に流出するなかで投機に対する規制が緩められた結果起こった住宅バブルとその崩壊、さらに「地道で質朴な開拓者」という自己イメージにもかかわらずアメリカ人がずっと持ち続けてきた投機的な性格・・・といった文脈から説きおこす。オバマがバカ息子ブッシュによって崩壊したアメリカを再生できるのかどうか、アメリカの路線を追いかけている日本も他人事ではない。「初の黒人大統領」に対する期待が高まる一方で、困難な状況を早期に打開できない場合、最初にそっぽを向くのは他ならぬ「黒人」=「アフリカ系アメリカ人」ではないか・・・という指摘はその通りだと思った。また白人の抱くオバマのイメージがバックグラウンドのない黒人(ということは、つまり白人が罪の意識を抱かずにすむ黒人)が白人の危機を救う「マジック・ニグロ」という文化的類型 ― バックグラウンドがないという意味では、例にあげられていた『夜の大走査線』や『ドライビング・ミス・デイジー』よりも、『野のユリ』のほうがより当てはまると思う ― であるという話(155)も納得(デヴィッド・アーレンシュタインという記者が「ロサンゼルス・タイムズ」に書いた「オバマ・ザ・マジック・ニグロ」という記事が元ネタ。オバマ人気を揶揄する「バラク・ザ・マジック・ニグロ」という歌もある)。ということは、白人もまた「マジック」に裏切られたと思ったとたん、オバマに背を向けることになる。ともあれ、さまざまな文化的背景を持ったオバマはどのエスニック・グループにも階級にも属することのできない「絶対的他者」であり、だからこそ大統領になれたということは確かで、そこに彼の強みも危うさもあるのだろう。対談形式で字も大きいのですごく読みやすかったけど、示唆に富む本だった。

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