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2009年2月24日(火)

2009_02_24taishyoken今日のラーメン:「中華そば」@横浜『大勝軒』横浜西口店
約2年ぶりの訪問。煮干のきいたスープは嫌いじゃないのだが、やっぱり苦手なのはスパゲッティみたいな麺かなぁ。でも、この麺がいい!という人も多いんだよね。確かにコシがあるし、小麦を食っていると感じがする。こんなに量が多くなければ、悪くないのかも・・・★★★+

Img173_2マイケル・エリック・ダイソンカトリーナが洗い流せなかった貧困のアメリカ 格差社会で起きた最悪の災害』(Come Hell or High Water: Hurricane Katrina and the Color of Disastar、2005、藤永康政訳、ブルースインターアクションズ、2008)を読み終わった。2005年8月末に米国南東部を襲った大型のハリケーン=カトリーナ・・・その被害の多くが小さな政府を掲げ、災害対策をお座なりにしたブッシュ政権による「人災」であることは、災害発生当初から多くの人びとによって指摘されてきた。ジョージ・ブッシュとその取り巻きはクリントン政権下で曲がりなりにも形を成した災害救援のシステムを解体、大統領直属の機関であったFEMA(アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁)はテロ対策に軸足を置いた国土安全保障省の一部とされた。大幅に権限・規模が縮小されたFEMAの長官に就任したのは、災害救援の経験など皆無なマイケル・ブラウンという男だった。こうして、悲劇のお膳立てが揃ったところで、最大規模・カテゴリー5のハリケーン=カトリーナがやってきたのである。ルイジアナ州知事やニューオリンズ市長からの度重なる救援要請も、ブッシュやブラウンを迅速な行動に駆り立てることはなかった。指揮系統の乱れから送れるはずの援助が足止めを食ったことも一度や二度ではない。そんななか、車を持たない貧しい人たちがなすすべもなく死んでいったのである。

米国のマスコミはこうした政府の対応の遅れを非難する一方で、人種イメージの枠にはまった報道によって被害者の多くを占めていたアフリカ系の人びとを著しく貶めた。ラッパーのカニエ・ウェストは「黒人の家族がいる、するとこうだ、『おや、どういうことでしょう。彼らは何かを略奪しています!』。白人がいたとする、するとこうだ、『たいへんです。彼らには食べるものもなく、それを必死に探しているようです』」とマスコミの偏向ぶりを批判したが、これはウェストの創作ではない。実際にそうした報道があったことが本書でも紹介されている。こうした報道のすべてが明確な悪意を持ってなされたものだというわけではない。しかし、人種が大きな意味を持たざるを得ない米国のような社会では人種についての思考の枠組(著者の言葉を借りれば、「判断の準拠枠」)のようなものがあり、対象が「黒人」であるというだけで報道もそうした枠組にのっとった言葉を使ってしまう(日本でも同じことである。例えば容疑者が「韓国籍」であるとか「中国人」であるとか聞いただけで、何かわかったような気になっていないだろうか?そもそも犯罪報道に国籍は必要だろうか?)。しかし、たとえ悪意がなくとも、こうした報道は結果として人種憎悪を煽ることになる。

避難所を訪ねたブッシュ大統領の母親、元ファースト・レディのバーバラ・ブッシュは、「アリーナに収容されている人びとは、ほら、どっちにせよ貧しい人たちでしょう、するとこうなっちゃった、こういう事態は彼らにとってはよかったことでしょう」とまで言ったそうだ(165)。この発言が本当なら、ブッシュの掲げた「思いやりのある保守主義」の実像をよく現している。福祉と教育を重視すると明言したオバマがそれを変えてくれると期待したい。

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