2006年9月12日(火)
トーマス・トゥリノのNationalists, Cosmopolitans, and Popular Music in Zimbabwe (Chicago: U of Chicago P, 2000) を読み直していたら、ンゴロロンベについての記述があった。モザンビーク北部のテテ州に暮らす人々に由来する音楽で、竹製のパンパイプによって演奏される(パンパイプ自体も「ンゴロロンベ」と呼ばれる)。複数のパンパイプが高低の音を交互に演奏することによって、複雑なリズムをつくり出す。時には手足にガラガラ(rattle)をつけた男女によるダンスや(ダンスの名前も「ンゴロロンベ」)、女性コーラス、ンゴマ(太鼓)を伴うこともある。モザンビークから移住してきた人々によってジンバブウェにも伝えられ、現在ではショナ人も演奏する。ンゴロロンベが気にかかったのは、ロニー・グレアムのThe World of African Music: Stern's Guide To Contemporary African Music Volume 2 に、トーマス・マプーモの『チャムノルワ』がンゴロロンベをベースにつくられたと書いてあったからだ。でも、『チャムノルワ』はムビラが大々的にフィーチャーされたアルバムで、パンパイプの音楽といわれてもピンと来なかった。それっきり、ンゴロロンベのことは忘れていたのだが、急に気になりだして調べてみた。すると、ヒュー・トレイシーの録音を集めたCD『もうひとつのジンバブウェ』のなかに、モザンビークのザンベジ川流域(テテ州もこの地域にある)に暮らすトンガ人=サイニ・マデラらによるンゴロロンベの演奏が収録されていた。パンパイプに男女のコーラス、太鼓がからむマデラたちの演奏は確かに素晴らしいのだが、『チャムノルワ』って言われてもピンと来ないなぁ・・・と思って、"Ngororombe"でネット検索をかけてみたら、いろいろと面白いものが見つかった。なかでも、ジンバブウェ音楽のページ=Dantemutandeで見つけたTraditional Music of Cancune, MozambiqueというCDのサンプル音源には驚いた。後半、6~8トラックに収められた"Nyanga"がンゴロロンベ。やはり、モザンビークのトンガ人による演奏だが、構造的にはムビラのアンサンブルにも似たポリリズムで、マプーモもこうした演奏を参考に『チャムノルワ』をつくったのではないかと思わせる(さっそく注文)。さらに検索しているうちに、すごいものを見つけ
てしまった。どうやら、人類学の先生が授業で使う音源を置いておいたものらしいが、そのなかにジンバブウェのンゴロロンベが4トラック収められている。パンパイプ単独の演奏のほか、太鼓やダンスを伴うもの(録音だからダンスは見えないけど、ガラガラの音がする)、さらにはビア・ガーデンで録音されたものが公開されている。もともと、田舎の音楽だったンゴロロンベはハラレなどの都会に持ちこまれて、ビア・ホールなどでさかんに演奏されたという。何となく猥雑な雰囲気のするビア・ガーデンでのトラックもなかなか興味深い(このサイトは他にもすごい音源がいっぱい。消されないうちに、ダウンロードしちゃおう!)。さらに、さらに!このページでンゴゴロンベ(楽器)の写真を見つけた!(写真右・・・無断転載だけど、ゆるちて!)。ようするにサンポーニャみたいな楽器なんだな・・・
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コメント
>>しみずさま
だーかーらー(笑)ガンダムわからないんだって!(笑)
投稿: ひらげ | 2006/09/14 07:31
となるとアフリカのサンポーニャは旧ザクですね。
となると、今、僕たちが吹いているサンポーニャはシャアザクかな・・・・
シャア:「ザクとが違うのだよ・・・・ザクとは」
でも、旧ザク大好きですよ。もちろん、シャアも
好き。
投稿: しみず | 2006/09/14 01:17
>>しみずさま
民族楽器って一般にそうだけど、アフリカの場合、楽器を誰でも弾けるように洗練させるよりかは、その形態でしか出ない音にこだわる傾向にあるような気がします。ガンダムは実はほとんど見たことがないのでわかりませんが・・・(笑)
投稿: ひらげ | 2006/09/13 23:56
オーストラリアにあるのは知ってましたが
アフリカにあるのは、しらなかったですね~
原始的なサンポーニャですね~
ファーストガンダムのような感じですね~
投稿: しみず | 2006/09/13 18:24