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2005年3月18日(金)

P1010026マダガスカルのギターリスト、デ・ガリの演奏を聞きに、横浜Thumb's Upに行ってきた。スティール弦のアコースティック・ギターを持ってステージに現れたデ・ガリは、CDのジャケで見たよりもガッチリとした体格で、貫禄のあるおじさんといった印象。でも、演奏は繊細。超絶テクニックで速いパッセージを弾きまくるのだが、押しつけがましい感じはまるでない。カウンター・バーの物音が気になるくらい。ギターだけだとバロック音楽のようにも聞こえるのに、パーカッションが加わるとがらりと印象が変わる。さらに、パーカッション奏者とデ・ガリ自身の歌がはじまると、マダガスカル音楽以外の何物でもない。ギターをガット弦に持ち替えたころには、推進力のある音楽で観客をぐいぐい引き込んでいった。ミーハーのひらげは例によって、CDとDVDにサインしてもらい、写真も撮らせてもらった。直接対面したデ・ガリさんは、とてもシャイであったかい印象の人だった。

Feel_Like_Going_Homeマーティン・スコセッシ製作総指揮のオムニバス映画『ザ・ブルース・ムーヴィー・プロジェクト』から、スコセッシ自身が監督した『フィール・ライク・ゴーイング・ホーム』を見た。若手のブルース・マン、コーリー・ハリスを先導役にブルースのルーツを追うもの(スコセッシは最初と最後に控えめなコメントを加える)。太鼓とファイフ(横笛)によるオーサー・ターナーの演奏から幕を開けるあたりから、この映画の意図は明らかだ ― つまり、ブルースとアフリカのつながりを明らかにすること。こうした試みは何度も行われてきたが、成功したものばかりではない。たいていはアフロ・アメリカンとアフリカの音楽を強引に結びつけてしまうか、アフリカに必要以上のロマンを求めてしまうので、眉唾という印象を免れないものになってしまう。でも、この映画は前半でブルースが南部の黒人にとってどんな存在であり続けたのかということを丁寧に追っているせいか、舞台がアフリカに飛んでもあまり強引な感じはしない。サリフ・ケイタアビブ・コワテアリ・ファルカ・トゥーレまで登場する後半は、アフリカ音楽ファンも必見。とりわけアリ・ファルカ・トゥーレが地方の名士のようになって暮らしている姿は印象深い。コーリー・ハリスとトゥーレの共演もさることながら、ニジェール川の風景のバックにジョン・リー・フッカーが流れたとき、「ああ、確かにこれはマリの音楽だなぁ」と納得してしまった。

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コメント

こちらこそ、コメントありがとうございます。
アフロ・アメリカンとアフリカのつながりについいては、ぼくもまだまだわからないことだらけですが、これからも考えてみたいと思います。

トラックバックありがとうございました。
アフロアメリカンとアフリカとのつながり、ひらげさんの文章を読んで、少し理解できたような気がします。

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